
アメリカ料理を自作する時に、多くは日本でも手に入るものですが、一部なかなか手に入りづらい食材があります。
アメリカのレシピを見ていて、よく出てくる食材の中で、日本で買う方法や代用品をまとめました。
当然、日本で同じものが買えるのであればそれを使うのが手っ取り早く、再現性も上がるのでおすすめです。
ただ多くの商品に共通する難点は、価格が高いことが多いことです。
この記事では、そんなアメリカ料理でよく使う、ひき肉やブラウンシュガー、ランチドレッシングといった食材が買えるお店があるのか、どこのお店で売っているのかを、食材別にご紹介したいと思います。
※販売しているお店として挙げていても、時期や在庫切れ等で販売されていない可能性もあります。
予めご了承ください。
乳製品・チーズ類
アメリカ料理で使われることの多い乳製品やチーズ類です。
チェダーチーズ

チェダーチーズは、アメリカ料理ではメジャーで多くのチーズを使う料理に使われる、癖の少なく濃厚な味が特徴のチーズです。
色によってホワイトチェダー・レッドチェダーと呼び分けられ、熟成年数によってマイルドチェダーやシャープチェダーなどに分かれますが、日本では種類を選べるほど売っていることが少ないので、とりあえず売っているチェダーで代用するしかないかと思われます。
種類にこだわらなければチェダーチーズはブロックやシュレッドタイプなど様々なものが日本でも販売されており、入手自体は簡単です。
コストコでは常時ブロックタイプのチェダーチーズが販売されているので、一番見つけやすいと思います。
モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズは、日本でもメジャーな白っぽいチーズで、加熱すると良く伸びるのが特徴です。
ピザやラザニアなどのイタリア系の料理で使われることが多いです。
材料として特に指定がない場合は、ブロックタイプかそれのシュレッドタイプのことを指しています。
水に入ったフレッシュタイプではないので注意しましょう。
(Fresh Mozzarellaとなっていればフレッシュタイプです)
日本ではフレッシュタイプとブロックタイプ、シュレッドタイプの全て販売されています。
ブロックタイプは販売数が少ないですが、シュレッドで代用できることがほとんどです。
メジャーなチーズなので、多くのスーパーで販売されていますが、モッツァレラ単体が売っていることはやや少ないかもしれません。
コストコでは、シュレッドタイプ及びブロックタイプ、冷凍のフレッシュタイプの全てが販売されていることを確認したため、迷ったらコストコで買うのが簡単です。
アメリカンチーズ

「アメリカンチーズ」(American Cheese)は、チェダーチーズをメインに使ったスライスチーズです。
主にハンバーガーの具材などに使うもので、塩味がしっかりついているチーズの加工品(プロセスチーズ)です。
材料として溶かして使うことも多く、マカロニ&チーズやグリルドチーズサンドイッチなど、アメリカのチーズ料理に使われることも多く、一般的なチーズです。
日本では同一のものではありませんが、黄色っぽいスライスチーズは比較的近い味わいです。
チェダーチーズを使っているような記載があれば再現性は高いかなと思います。
コストコではカークランドブランドの、「デラックスアメリカンチーズスライス」が常時ではありませんが販売されていることがあり、こちらはアメリカ産の本物のアメリカンチーズです。
バターミルク
バターミルク(Buttermilk)は、ビスケットやパンケーキなどによく使われる、乳製品です。
牛乳に乳酸菌を加えて発酵させたもので、さらっとした酸味のあるものです。
アメリカでは牛乳のようにパックやボトルで液体のものが売っており、それを使うのが一般的ですが、日本では非常に高価です。
比較的簡単に変えるのは、粉末のバターミルクを使う方法です。
バターミルクを使わない代用としては、1カップの牛乳(約240ml)にレモン汁を大さじ1を加えて混ぜ合わせたものが使えます。
もしくは、ヨーグルトをそのままバターミルクの代わりに使う方法もあります。
ヘビークリーム/ハーフ&ハーフ
「ヘビークリーム」(Heavy Cream)は、乳脂肪分35%程度の生クリームです。
「ハーフ&ハーフ」(Half & Half)は、そのヘビークリームを半分で割ったものです。
日本ではこの名前で売っていませんが、普通の生クリームの商品名に乳脂肪分を表す数字があるので、35に近いものを選べばOKです。
ハーフ&ハーフに近い商品は見つけられませんでしたが、35%の生クリームを牛乳で1:1の割合で混ぜることで、ほぼ同じものが作れます。
| 日本の近いもの | アメリカでの呼び名 | 乳脂肪分 |
|---|---|---|
| 生クリーム35 | Heavy Cream | 36-40% |
| 該当なし 35%クリーム+牛乳を1:1 | Half-and-Half | 18%前後 |
肉類
アメリカのレシピに出てくる肉類は、塊肉とひき肉で、ベーコンなどの加工肉もよく使われます。
その多くは、アメリカのお店ということもあり、コストコで買えるものが多く、ここで買うのがおすすめというものが多いです。
牛ひき肉
牛ひき肉は、一般にアメリカではLeanなひき肉(赤身率の高いひき肉)を使うことが多いです。
日本の一般的なスーパーでは牛ひき肉だけのものが少ないうえ、脂身の割合が多いものも多いです。
コストコで販売されている牛ひき肉は、赤身率が85%程度(※時期によって変動?)でかつ比較的割安で買えるので、コストコで買うのが一番おすすめです。
ベーコン
アメリカではよく使われるベーコンは、日本とは異なり一般に生で販売されています。
また、タンパク質などは添加されておらず、脂身の多い豚バラ肉を使っているのも特徴で、一般の日本のお店で売っているベーコンだと食感等が異なるため、代用はおすすめできません。
コストコで販売されている、ほぼ豚肉のみを使っている「Jones」ブランドのベーコンがアメリカの本物のベーコンに近く、入手性を考えるとこのベーコンが一番おすすめです。
他のメーカーでアメリカに近いベーコンかどうかを見分けるには、原材料欄を見て「たんぱく(たん白)」が含まれていないものを探すと楽です。
調味料・ソース類
アメリカ料理でよく使われる調味料・シーズニング・ソース類です。
特定の料理で使うシーズニング(タコシーズニングなど)及び日本と大きく変わらないケチャップ等は割愛します。
ランチドレッシング

ランチドレッシングやランチシーズニングは、バターミルクベースのハーブなどを効かせたドレッシングです。
シーズニングタイプは味付けに使うこともよくあります。
ランチドレッシングの買える場所は以下の記事にまとめています。
簡単にまとめると、ランチドレッシングは日本での販売はされておらず、ネット通販の個人輸入品を買うしかありません。
似たものだと、キューピーやマコーミックで似た味の「バターミルクランチドレッシング」が販売されていますが、販売店舗数はかなり少なく、ネットで購入する方が早いかと思います。

BBQソース

BBQソースは、アメリカ定番のソースで、甘めの味付けが特徴の、スモーキーな燻製風味があるソースです。
BBQ専用というわけではなく、お肉を焼く時以外にも、ディップや料理の味付けのソースとして使われることも多いです。
日本ではナゲットソースくらいでしか見かけないものですが、アメリカではメジャーなもので、地域によって種類も様々です。
一般的なBBQソースは「Smoky」や「Original」となっているものが多く、「Texas Style」などの地域名が入っているものは少し味付けが異なることがあるので、指定がなければ一般的なBBQソースを使うようにしましょう。
ウスターソース
ウスターソース(Worcestershire Sauce)は、イギリス発祥の野菜や酢、果物などの材料を使ったソースで、さらっとしている濃い茶色のソースです。
実際は「ウースターシャーソース」のような発音で、スペルも発音も難しいソースです。
日本メーカーの「ウスターソース」は普通のスーパーなどに売っていますが、味や酸味などが異なります。
見かけは似ていますが、糖蜜やアンチョビなどが含まれている点が異なり、若干違う味に仕上がってしまうので、こだわる方は「Worcestershire Sauce」の方を使うようにしましょう。
なお、日本ではアメリカ産のウスターソースは販売されていないようで、イギリス産の「Lea & Perrins」ブランドのものが購入可能ですが、ソースの構成的にはほぼ同じなのでこちらがおすすめです。
マヨネーズ

アメリカのマヨネーズは、一般に酸味の少ないマイルドなものが使われます。
マヨネーズは日本でも瓶入りのものが販売されており、輸入食品販売店で購入可能です。
ただし、「Kewpie Mayonnaise」や「Japanese Mayonnaise」とレシピの材料などに書かれている場合は、日本のキューピーなどの酸味のあるタイプのマヨネーズを使ってください。
売っている場所
- コストコ:瓶入りタイプの大容量アメリカマヨネーズが販売されています。
- カルディ:コストコより少し小さい瓶入りタイプのマヨネーズが販売されています。
- Amazonや楽天などの通販サイト:コストコで売られているものと同じマヨネーズや、カロリー0のマヨネーズも販売されています。
一部はアメリカ直送でチポトレマヨなどの日本で販売されていないものも購入可能です。
ホットソース

「ホットソース」(Hot Sauce)は、唐辛子を使った辛いソース全般を指します。
日本でも有名な「タバスコ」や、アメリカでメジャーな「Frank’s Redhot」などがあり、かなり種類が豊富です。
アメリカ生まれのHuy Fong Foodsの「スリラッチャ」も、アジア系の料理ではよく使われるホットソースの一つです。
メーカーや種類によって酸味・辛味の強さが異なるため、ブランドの指定があればできるだけ合わせた方が再現性は上がります。
ピーナッツバター

「ピーナッツバター」(Peanut Butter)は、アメリカで使われているタイプは甘味の弱いタイプのものが一般的です。
塩と砂糖が添加されていることが多いですが、味的にはそこまで強くなく、甘みの少ない塩気を感じるタイプのピーナッツバターです。
粒のない滑らかなタイプ「Smooth」や「Creamy」(スムース/クリーミー)と、粒入りタイプの「Chunk/Chunku」や「Crunchy」(チャンク/チャンキーやクランチー)も使われていますが、作りたい物によってはタイプの指定がある場合があるので、その場合は合わせた方が再現性が上がります。
日本でよく売っている、ピーナッツバターと勘違いされやすい「ピーナッツクリーム」は、甘みのあるそのまま食べられるタイプのもので、こちらで代用すると甘すぎるので代用としては使えません。
なお、日本では粒あり/なしタイプの両方のピーナッツバターが販売されており、各スーパーでもどちらかは売っていることが多いため、入手性は高いです。
ジェリー(グレープジェリー)

「ジェリー」(Jelly)は、果汁を固めて作った果物のスプレッドで、主にぶどうを使ったグレープジェリーが一般的です。
日本で一般的なジャム(Jam)とは異なり、果肉が含まれておらず果汁から作っているため、なめらかな点が特徴です。
用途としては「PB&J」(Peanut Butter & Jelly Sandwich/ピーナッツバター&ジェリーサンドイッチ)が多いですが、稀に他の料理に使うこともあります。
なお、PB&Jに使うジェリー/ジャムは一般にグレープジェリーかストロベリージャムを使うことが大半です。
一応普通のジャムで代用可能ですが、食感は異なるため、完全再現とはならない点に注意が必要です。
Smucker’sの「Goober」という、1瓶にピーナッツバターとジェリーが一緒に入ったものも過去日本で売られていましたが、2026年時点では販売を確認できませんでした。
Amazonなどではアメリカ直送のものが高価ですが販売されていました。
イタリアンシーズニング

「イタリアンシーズニング」(Italian Seasoning)は、イタリア系の料理で使われることの多いハーブを複数ミックスした調味料です。
名前に反してイタリアにはない、アメリカ生まれのハーブミックスで、これ自体に塩などは入っておらず、含まれているものはハーブだけです。
イタリア系のアメリカ料理などではよく登場し、複数のハーブによる風味付けが簡単にできる便利なシーズニングです。
日本では同じ名前では販売されていませんが、少数の店頭で購入可能なマスコットの「イタリアンハーブミックス」などがハーブの構成が近く、代用できるものです。
Amazonなどの通販サイトでは、アメリカのイタリアンシーズニングが購入可能なようです。
アメリカの塩

アメリカでよく使われる塩にはいくつか種類があり、単なるSaltであれば通常の塩です。
写真のものはヨウ素添加の海塩(Iodized Sea Salt)で、普通の塩と同じように使えるものです。
気を付けるべきものは「Kosher Salt」(コーシャソルト)で、これは粗めの空洞のある塩となっており、同量の通常の塩で代用すると塩分量が多くなり、味が濃くなってしまうので注意しましょう。
なお、コーシャソルトは一時コストコで販売されていたことがあり、日本に輸入もされているため、取り扱いは少ないながらも入手可能です。
以下、アメリカでよく使われる塩と日本の塩の名前との対応表です。
基本、Kosher Saltとそれ以外かどうかを気を付ければ問題ありません。
塩分量は、レシピに記載されている量を普通の塩で代用する場合の量です。
基本はそのままの量でOKです。
| 日本 | アメリカ | 塩分量換算 |
|---|---|---|
| 塩 食塩 | Table Salt Salt | そのまま |
| 海塩 (天日塩など) | Sea Salt | そのまま |
| コーシャソルト (粗めの粒の塩) | Kosher Salt | レシピの半分の量(※Mortonの場合) |
| ヨウ素添加塩 | Iodized Salt | そのまま |
| シーズニング付の塩 (※クレイジーソルトなど) | Seasoned Salt | そのままor少し減らす |
穀物・パスタ類
アメリカ料理でよく使われる穀物類です。
長粒米
長粒米(Long Grain Rice)は、インディカ米とも呼ばれる粒の長い形をしたお米です。
単に「Rice」や「White Rice」だけで種類に指定がない場合、大抵はこの長粒米が使われています。
「Sushi Rice」と書かれている場合は酢飯のことですが、稀に普通の日本米(短粒米)を指していることもあるので注意が必要です。
日本でアメリカ産の長粒米は販売されていませんが、タイ米やブラジル米などは長粒米なので、こちらを使うことで再現可能です。
ジャスミンライスやバスマティライスは種類が若干異なるため、可能であれば「ホワイトライス」となっているものを選びましょう。
なお、日本ではなぜか通常の長粒米は少なく、ジャスミンライスやバスマティライスが多いです。
逆に長粒米の白米がレアで、実店舗・ネットどちらでもほとんど販売されていないため、入手はやや難しいです。
グリッツ/コーンミール/コーンスターチ
グリッツ(Grits)は、乾燥させて粗挽きにしたとうもろこしの粉(特にホワイトコーンを使ったもの)です。
アメリカ南部料理で多く登場するもので、煮込んでお粥のような感じにして食べるものです。
日本ではあまり一般的ではなく、グリッツを売っているお店は見つけられませんでした。
イエローコーンの粗挽きコーンミールが近いですが、色が黄色くなるため、一般的なグリッツを使った料理に使うとやや見た目が異なります。
コーンミールやコーングリッツはとうもろこしを挽いた粉で、メーカーによって粗さが異なります。
日本で売られているものの多くはイエローコーンを使っているものが多く、黄色いです。
コーンスターチはこの中では例外的で、片栗粉のようにとろみ付けに使うことの多い粉末状のものです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| グリッツ | とうもろこしを粗挽きにしたもの ホワイトコーンを使ったものが多い |
| コーングリッツ | グリッツとほぼ同じ 日本ではイエローコーンを使ったものが多い |
| コーンミール | とうもろこしをやや粗めに挽いたもの コーングリッツよりも細かく挽いたものが多い |
| コーンスターチ | 白い粉末状 とろみ付けに使うことが多い |
| マサ | 細かく挽いたコーンミールをアルカリ処理したもの トルティーヤの材料として使うことが多い |
エッグヌードル

エッグヌードル(Egg Noodle)は、卵を使ったパスタで、「ヌードル」という名前ですが麺ではなく、幅広でねじれた短いパスタです。
Extra Wideなど幅に種類がありますが、指定がなければ若干食感に違いが出ますがどれを使ってもOKです。
なお、アジア食材に同じ名前の「エッグヌードル」がありますが、こちらは本当に卵を使った麺で、名前の同じ別物なので注意しましょう。
日本では販売されていないパスタで、似たものだとネジ状の「フジッリ」やリボン型の「ファルファッレ」などが絡みやすさを考えると代用できるかと思います。
本物を買いたい場合は、楽天などにあるアメリカから直送の商品を売っているお店で買う必要があります。
豆類
アメリカ料理、及びテキサス式のメキシカン「Tex-Mex」などでよく使われる豆です。
キドニービーンズ
キドニービーンズ(Kidney Beans)、特に赤い「レッドキドニー」は、インゲン豆の一種でチリなどのTex-Mexやメキシコ料理でよく使われるメジャーな豆です。
レッドキドニーは日本の多くのお店で販売されているものなので、あまり探さずに見つけられるものかと思います。
乾燥豆と水煮(箱入りか缶詰)が販売されており、比較的どこでも見かけるため、入手するのは簡単です。
ピントビーンズ

ピントビーンズ(Pinto Beans)は、うずら豆の一種で、斑点のある見た目の豆です。
「リフライドビーンズ」に使われることの多い豆で、柔らかく滑らかな食感が特徴です。
キドニービーンズと比べるとややマイナーで、日本では乾燥豆と缶詰が少数販売されていますが、取り扱い店舗は少ないようです。
特に乾燥豆は、インドやブラジル、ベトナムといった日本在住者向けの小さな輸入食材販売店でしか店頭で見かけたことがありません。
そのため、ネット通販で買うのが一番簡単な入手方法です。
ブラックビーンズ
ブラックビーンズ(Black Beans)は、やや小ぶりの黒いインゲン豆です。
こちらも「リフライドビーンズ」や、ブリトーの具材といったメキシコ系の食材として使われることが多い豆です。
なお、日本の黒豆と翻訳すると意味は同じですが、種類は異なるので代用はできません。
(日本の黒豆は大豆系の一品種です)
こちらもピントビーンズ同様に、店頭で販売されているものは少ないです。
そのため、ネット通販サイトが一番入手するのが簡単です。
製菓用の砂糖など
アメリカのレシピでお菓子作りをする際によく出てくる、日本では手に入らない/入手しづらい材料をまとめました。
ブラウンシュガー

ブラウンシュガー(Brown Sugar)は、アメリカのクッキーなどのお菓子によく使われる、白砂糖(グラニュー糖)に糖蜜を混ぜたものです。
ライトブランシュガー(Light Brown Sugar)とダークブラウンシュガー(Dark Brown Sugar)の2種類あり、違いは含まれている糖蜜の量です。
メーカーによっても異なりますが、ダークはライトの約2倍量の糖蜜が混ぜられているようです。
なお、単に「Brown Sugar」としか書かれていない場合は、一般的にライトブラウンシュガーを使います。
(ダークブラウンシュガーを使うレシピは少ないです)
日本でブラウンシュガーは店頭で販売されておらず、輸入以外では購入できないようです。
ただ、材料として使うグラニュー糖及び糖蜜は日本でも購入可能なので、代用品(というより自家製ブラウンシュガー)として、グラニュー糖に糖蜜を混ぜればOKです。
なお、三温糖や黒糖などを代用できると書いているサイトも多いですが、どちらを使っても風味が異なり再現性は低くなるため、個人的には糖蜜を使うことをおすすめします。
| 日本 | アメリカ |
|---|---|
| グラニュー糖のwt%で3.5%の糖蜜(ライト)を混ぜる | Light Brown Sugar |
| グラニュー糖のwt%で6.5%の糖蜜(ライト)を混ぜる | Dark Brown Sugar |
糖蜜(モラセス)
糖蜜(モラセス/Morasses)は、砂糖の精製途中で出る副産物で、黒く粘性のある液体です。
前述のブラウンシュガーに含まれる成分です。
糖蜜にはいくつか種類があり、主にライト・ダーク・ブラックストラップの3種類が販売されています。
指定がなく単に「Morasses」とだけ材料に記載されていれば、一般にライト(Light Morasses)を使っています。
お互いに糖蜜であれば種類が違っても代用可能ですが、濃さが異なるため、仕上がりの風味に違いが出てきます。
特にブラックストラップは風味が濃いため、ライトの代用に使う場合は減らす必要があります。
逆に、ブラックストラップの代用にライトを使う場合は、レシピの想定している風味より弱くなる可能性が高いです。
糖蜜については、日本でも3種類販売されており、やや高価ですがそのまま買って使えます。
代用品に「はちみつ」・「メープルシロップ」・「黒蜜」が使えると書かれているものがありましたが、似ているのは粘性だけで風味が異なるので再現性は低くなります。
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| Light Morasses (別名:Regular/Mild) | 砂糖の精製時にできたもの 一番糖蜜の中で色が薄い 糖蜜と言えば基本これです。 |
| Dark Morasses (別名:Full Flavor/Robust) | 2度目の煮沸によって濃くなった糖蜜 濃くて深いやや苦みもある味わい |
| Blackstrap Morasses | 3度目の煮沸によってさらに濃くなった糖蜜 一番色が濃く濃厚でやや癖のある苦みもある風味 栄養価は一番高い |
アメリカの小麦粉
アメリカで一般的な小麦粉である、All-Purpose Flour(略称:AP-Flour)は、訳すなら「多用途(全用途)小麦粉」で、その名の通り何にでも使える小麦粉で、アメリカの小麦粉を使うレシピの大半で使われているものです。
小麦粉の種類はグルテンの含有量で決まり、アメリカのAll-Purpose Flourは10-12%程度のものが多く販売されています。
日本で似たものは「中力粉」で、グルテン含有量が10-12%のものを買えば同じと思っていいかと思います。
パッケージに記載がない場合は、栄養成分の100gあたりのタンパク質量を見て、10-12gの間の物を探しましょう。
業務スーパーで販売されている中力粉のタンパク質量が10%でちょうどよく、かつ安く買えるのでおすすめです。
なお、他の小麦粉との対応は以下の通りです。
グルテン量(タンパク質量)は目安で、種類名が同じでもメーカーにより若干異なることがあります。
| 日本 | アメリカ | グルテン量(目安) |
|---|---|---|
| 薄力粉 | Cake Flour | 6-9% |
| 中力粉 | All-Purpose Flour | 10-12% |
| 強力粉 | Bread Flour | 11.5-14% |
さつまいも(スイートポテト/ヤム)
アメリカのさつまいも(Sweet Potato/Yam スイートポテト/ヤム)は、日本で一般的なさつまいもよりも皮の色が淡く、中がオレンジ色をしているのが特徴です。
食感としても繊維質で水分の多い、甘みの少ない種のさつまいもとなっており、一般的な日本のさつまいもで作ると全体的に違う風味になってしまいます。
日本のものは甘めで、水分が少ない品種が多いため、アメリカのレシピを使う場合は、水分を足して甘味を減らす必要があります。
なお、元々アメリカのレシピの大半は甘めの味付けになっているので、そもそもアメリカの品種を使ったとしても、そのままの砂糖の量では甘い可能性が高いです。
なお、日本で買えるさつまいもで代用するなら、「ハロウィンスイート」や「アヤコマチ」などの中がオレンジ色の種を使うと、比較的似たものになります。
ただし、メジャーではないため、一般のスーパーなどでは入手するのが難しいです。
パンプキンピューレ

パンプキンピューレは、アメリカで一般的なかぼちゃのみを使ったピューレの缶詰です。
パンプキンパイをはじめとして、アメリカのかぼちゃを使ったお菓子作りによく登場します。
日本のかぼちゃとは品種の違う、水分の多めのかぼちゃを使っているため、そのまま煮て潰しても同じものにはなりません。
そのため、日本のかぼちゃを使う場合は、少し水を足すなどして硬さを調整する必要があります。
もしくは、少しレアですが日本で買えるバターナッツかぼちゃに火を通してそのままブレンダーなどでピューレ状にすることでそのまま代用可能です。
日本では過去、Libby’sブランドの輸入のパンプキン缶が販売されていました。
2026年では、別ブランドのものが10月ごろにカルディで販売されていることを確認しています。
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