サバイバル・コロニーシミュレーションゲーム「RimWorld」のMOD「Vanilla Vehicles Expanded」(Workshopページへのリンク)について、今回は紹介と解説をしてみたいと思います。
このMODは、人気のMODシリーズ「Vanilla Expanded」の中の一つで、陸海空の乗り物を組み立て、実際に乗って移動などに使えるようになるという、新機能が追加されるMODとなります。
なお、このMODを導入する場合、前提MODとして
が必要となります。
なお、各乗り物の仕様や乗車定員等についてはWorkshopのページやゲーム中に確認できるため、この記事では解説しません。
乗り物の組み立て方について
乗り物を組み立てるには、MOD導入で追加される研究「Basic Vehicles」(Vehiclesタブ内)を終える必要があります。
研究を完了すると、[アーキテクト]→[Vehicles]に乗り物に関する項目が増えているはずです。
「Basic Vehicles」以降の研究は、より高性能な乗り物や飛行機などを作れるようになるだけで、組み立てや操作等の基本的な操作は同じです。
乗り物の組み立ては、作りたい乗り物を通常の家具などと同じように選択してマップ上に設置し、部品が足りていれば運び込まれ組み立てが行われます。
(必要な素材は乗り物の種類で変わります)
組み立てが最後まで完了すれば、乗り物が使えるようになります。
乗り物用の部品について
乗り物を組み立てるには、スチールやコンポーネントといった素材の他に、乗り物用の部品が必要となります。
部品は「Garage Bench」という工作台を作り、その加工メニューから各部品を製造可能です。
「Basic Vehicles」の研究で建設可能になる「Garage Cabinet」は、ツールキャビネット同様に付近の「Garage Bench」の作業速度を+10%する効果があるので、余裕があれば作っておくといいかと思います。
部品の製造は、武器製作など同様、1人の入植者が素材を運んだあと、一定の工数をかけて組み上げるタイプです。
(部品に品質は存在しないので誰が組み立ててもOK)
また、部品は一部のトレーダーも売り物として持っていることがあり、そこから手に入れられることもあります。
乗り物の使い方
乗り物が完成したら、名前の入力後、その乗り物を選択し、表示されるコマンドから各種操作が可能です。
- 「Load Cargo」(荷物を積み込む):その乗り物に積みたいアイテムを選択して積載します。
- 「Load Pawn」(入植者を乗せる):入植者を選択し、乗り物に乗せます。
- 「Unload All Pawns」(全入植者を降ろす):現在載っている入植者を全員降ろします。
- 「Unload (入植者名)」:その入植者のみを降ろします。
入植者を選択した状態で乗り物右クリックのメニュー[Board (乗り物名) as Driverなど]でも、乗り物に乗せることが可能です。
ドライバーが乗った状態で操縦可能であれば、「Start Engine」でエンジンをかけ、右クリックで徴兵した状態の時と同じ感覚で移動させることができるようになります。
(エンジンのかかった状態では降りることができないので止める際は「Turn Off」でエンジンを切りましょう)
※乗り物での移動時、入植者などにあたると轢いてしまいダメージが入るので注意
飛行機を除くヘリコプターやポッドなどの乗り物は、輸送ポッドなどと同じ「発射」コマンドが移動用のコマンドとなります。
(飛行機のエンジンでの移動は拠点内用、発射はワールドマップ移動用です)
全ての乗り物にはアイテムを積み込むことができるので一時的な倉庫としても一応使えそうです。
また、乗り物選択時の詳細欄にある絵筆アイコンから、乗り物の色や柄の変更が可能です。
乗り物は攻撃を受ける、急制動をするなどでダメージを受けますが、通常の設備など同様、時間をかけて修理することが可能で、修理時に追加で部品や素材などは不要です。
武器の使い方
戦車など、武器の搭載された乗り物についた武器の使い方の解説です。
武器の使える乗り物は、選択時に下のコマンドに武器のアイコンが表示されます。
各武器の欄のゲージ右下にある歯車マークから、どれだけの弾(の素材/スチールなど)を積み込むか設定できます。
(設定の仕方は燃料と同じゲージを動かすタイプです)
十分な弾(の素材)が積み込まれているのであれば、弾と矢印のアイコン(Reload)を押して手動での装填が可能です。
各欄の右端の戦車アイコンからAutoTargetのON/OFFの切り替えが行え、チェックが入っていれば敵が射程に入ると自動的に攻撃します。
手動で攻撃を行うには、武器のアイコンクリック後、目標を選択します。
移動しながらでも攻撃可能なので、通常のタレットなどよりも使い方によっては強力です。
乗り物をキャラバン隊で使う方法(陸上用・船)
通常の「キャラバン隊を送る」からは、乗り物を選択することができません。
乗り物を使いたい場合は、拠点を選択すると表示されるコマンド「Form Vehicle Caravan」(乗り物キャラバンを作る)を選択し、使いたい乗り物にチェックを入れましょう。
(※事前に乗り物に手動で人や荷物を乗せる必要はありません)
この時、拠点にある乗り物が表示され、使いたいものにチェックを入れると運転手(Driver)やその他の乗員(Passenger)を選択する画面になります。
括弧内が赤文字の項目(運転手)は最低限、乗せないと動かせないので注意しましょう。
乗せたい入植者を右側のAddで追加し、右下Assignで確定します。
その他積み込みたいアイテムなどは通常のキャラバン同様、物資タブから選択し、選択が終わったら右下「ルート変更」→目的地で右クリックでルートを決め、「ルート選択」→「受諾」で移動を開始します。
(船の場合は当然、川や海の上のみ移動可能です)
なお、拠点に帰還後はマップ端に乗り物に乗った状態で出現するので、必要であれば拠点まで動かしましょう。
この時、荷物のアイテムは自動で降ろされない為、乗り物を選択し、[Cargo]タブから↓アイコンで手動で降ろしましょう。
乗り物をキャラバン隊で使う方法(飛行機・ポッドなど)
飛行機やヘリコプター、ポッドを使ってワールドマップを移動するには、まず乗り物を選択し、「Load Pawn」と「Load Cargo」で必要な物資と人を乗せましょう。
乗せ終わったら、「発射」を押すとワールドマップ画面になるので、目的地を左クリック→もう一度左クリック(+必要に応じてコマンド選択)で移動開始です。
(飛行機の場合、飛行機の正面から数マス分の滑走路が必要です)
通常の輸送ポッドと違い、着陸地点から追加で「発射」が可能で、燃料がある限り空を飛んで移動することができます。
拠点など、マップのあるところであれば着陸地点の設定も可能です。
その他基本的な操作はキャラバン隊の通常の操作同様です。
Vanilla Vehicles Expanded – Tier 3について
「Vanilla Vehicles Expanded」の機能拡張MOD「Vanilla Vehicles Expanded – Tier 3」についての解説です。
このMODを導入することで、Tier3の、より高性能な乗り物が利用できるようになります。
乗り物の組み立てや操作・使用方法は「Vanilla Vehicles Expanded」同様なので、省略します。
Tier3の乗り物の組み立て方
「Vanilla Vehicles Expanded」とは異なり、Tier3の乗り物は研究で組み立てられません。
(Tier3の乗り物の研究をアンロックするには先に対応する乗り物を組み立てる必要あり)
どうすれば組み立てられるかというと、マップ上に落ちている乗り物の残骸(Wreck)を修理する必要があります。
残骸は拠点のマップ中のどこかにある他、クエストなどで移動した先のマップにも落ちていて、Tier3の乗り物をコンプリートするには残骸探しのためにキャラバン隊を送る必要があります。
残骸にはTier3で追加されるそれぞれの乗り物に対応したものがあり、その残骸を選択すると出るコマンド「Restore Wreck」を選択した後、入植者が操作することで修理を始めることができます。
修理が始まったら、通常の乗り物の組み立てや建築同様、残骸が枠の表示になるので必要な素材を運び、乗り物を組み立てましょう。
(車両用部品以外のスチールといった一般的な素材は少しだけ運び込まれた状態になります)
なお、組み立てに必要な素材についてはゲーム中やWorkshopのページに記載されています。
組み立てが無事完了すると、通常の乗り物同様、名前の入力の後に使用可能となります。
(キャラバン隊を送った先で乗り物を組み上げたい場合は燃料も忘れずに持ちましょう)
Tier3の乗り物の2台目以降は、アンロックされた研究を終えることで、残骸なしで組み立てられるようになります。