
Steamで販売されている酒場経営シミュレーションゲーム「Tavern Master」(タバーンマスター)の、基本的なシステムについてまとめてみました。
本作は、経営シミュレーションゲームとしては簡単な方で、正直のんびりプレイしていても赤字にはなりにくくなっています。
また、特にクリアとなるような目標・目的もないので、とりあえず実績にある研究を最後まで進めることをクリアとして、序盤~中盤くらいまでの要素についてまとめています。
※特に記載していない場合はマップ・難易度共に「ノーマル」での情報です。

マップによる違いについて
「はじめから」を選択すると、3つのマップ(ノーマル・ウィンター・海賊 ※要DLC)を選択できます。
これらの大きな違いは見た目ですが、ノーマル以外は一部の要素が増えており若干難易度が上がるようになっています。
最初にプレイする方はとりあえず「ノーマル」でいいかなと思います。
ウィンターマップについて

「ウィンター」は、最初から「トイレ」・「ゲーム」の研究が終わった状態で始まります。
そのため、ゲーム開始時点でトイレを作る必要があります。
ドリンクメニューも少し変わっており、研究を進めるまでは「水」しか提供できません。
冬という設定からか、暖かい飲み物が多くラインナップされており、バーテンダーも温めてから提供するようになっています。
また、客席に必須の設備として、「暖房」が追加されており、照明と同じように客席の範囲内に暖房がないと、お客さんが来店しなくなってしまいます。
それ以外の進め方はノーマルとほぼ同じで、まずは「飲み物の値段」→「ホテル」の研究を目指して進めていけば、お金の心配は不要になります。
全体的にノーマルマップの規模縮小版という感じで、お店のサイズも小さく研究も項目数や要求人数がノーマルより少ないので、最後までクリアするのにかかる時間は短いです。
ただ、建築できる面積が狭い分、物を置けるスペースも余裕がないので、配置を少し考える必要があります。
海賊マップについて

プレイするのにDLCが必要な「海賊マップ」については以下の記事にまとめたので、こちらを参照ください。

最初のお店の準備について

最初は、チュートリアルに従ってお店の準備を進めていきましょう。
最後の方にバーテンダーとウェイトレスの雇用がありますが、基本誰を雇っても問題ありません。
ウェイトレスのスキルは「飲み物or料理提供でチップがもらえる」が序盤は収入アップに繋がるのでおすすめです。
チュートリアルを終えた状態のお店だと席数が最大8人少ないので、追加で設置しておくことをおすすめします。
なお、特にメッセージが出ませんが満席だと来店しなくなってしまうので、少し余裕を持って座席を設置しておきましょう。
利益の出し方

本作は、最初にも書いた通りあまり経営がシビアではなく、簡単な方です。
序盤は価格設定ができないので、通常の代金+チップのみが稼ぐ手段となります。
そのため、従業員は上の画像であれば右上「アリッサ」が特性として飲み物提供時にチップがもらえるため、雇っておくと序盤が稼ぎやすくなります。
支出は翌日になると所持金から引かれます。
従業員の賃金とワックス&オイル代(設置した照明数で増える)だけで、シンプルです。
※正確には、建築費や飲み物や食材の補充にかかった費用なども1日の概要の支出として出ます。
なお、所持金がマイナスになってもゲームオーバーにはなりません。

中盤、「飲み物の値段」の研究を終えたら、ドリンク価格を全体的に上乗せすると、利益が一気に増えます。
値上げのデメリットは1日の来店人数が減るだけなので、評判が十分に高いのであれば値段を上げてお店に見合った人数になるように価格を調整しましょう。
なお、本作のお客さんは代金が高いことで不満を持つことはないようです。
中盤以降、ホテルが経営できるようになれば、一定の収入が毎日入るようになるので経営自体はほぼ黒字化します。
とりあえず、ホテルの研究を終えることを目標に進めていきましょう。
ホテルについては以下の中盤~終盤についての記事にまとめています。

研究について

研究は、チュートリアルの説明でもあったように、お客さんの来店(正確にはお客さんが帰る時にカウント)で進むちょっと変わったシステムです。
序盤は普通のお客さんで進んでいきますが、「ワイン」/「暖炉グリル」の研究からはレアなお客さんが来店しないと研究が進まなくなってしまいます。
研究項目左にあるシルエット白が通常のお客さん、赤がレアと研究の達成に必要なお客さんの種類が異なり、下位のお客さんの人数を上位のお客さんで満たすことは不可です。
レアなお客さんはメニューの質を上げることで来店する確率を上げることができますが、この研究に到達する段階では次に説明するイベントで来店してもらうのが楽です。
これ以降も、ゴールドやロイヤルといった上位のお客さん、研究ポイントが必要になるなど研究を進める条件が難しくなっていきます。
料理について

最初の研究「厨房」が終わると、キッチンが設置できるようになりお店で料理の提供ができるようになります。
調理用の設備の設置とシェフがいれば、自動的に提供可能なメニューを提供するようになります。
初期段階では、シンプルなものしか提供できませんが、利益率が高く後述のレベルアップを進めるためにも、できるだけ早い段階で料理の提供ができるようにしましょう。

「テイクアウト」の研究が終わると、テイクアウトカウンターを作ってより多くの料理を売ることができるようになります。
テイクアウトを行えるようにするには、少しわかりづらいですが建築メニュー→「スペシャル」にあるカウンター(壁に設置)を設置し、家具類のメニューにある「スペシャル」→テイクアウトカウンターをカウンターに設置すればOKです。
(※カウンター設置の際、向きに注意しましょう。画像のように本がある方が店内側です)
テイクアウトカウンターをクリックすると、提供メニューの設定と割引設定が可能です。
割引しておくとテイクアウト利用者が増えるので、余裕があれば少し値引きしておくと提供数が増やせます。
ある程度調理を行い、右下のメニューアイコンに[!]が出ていたら、料理のレベルアップが可能です。
レベルアップすることで、代金アップだけでなく、お店自体の☆が増え、レアなお客さんの来店率がアップします。
そのため、研究を進めるためにも、できるだけ多くの料理を提供してレベルアップさせていくことが重要です。
スペシャルイベントの開催

研究を進めることで、スペシャルイベントを開催できるようになります。
イベントの開催には評判の他、「普通のパーティ」以外のイベントは特定の食材・レシピが必要となるため、「冒険」の研究を終えて食材集めに向かわせ、クエストも進めてレシピのアンロックをしておく必要もあります。
スペシャルイベント開催時は、その日に来店するお客さんのレア度・人数はイベントごとに固定で、それ以外のお客さんは来店しません。
イベント参加者全員が着席すると報酬としてお金がもらえますので、全員が座れる席があるか開催前に確認しておきましょう。
イベントで来店するお客さんは朝から夜まで1日中滞在して注文し続けてくれるので、イベント報酬のお金の他に追加でお金は稼げます。
おそらく、大抵のプレイヤーはイベントを開催した方がお金が稼げるようになっているかと思います。
イベントは最初はお金稼ぎに使えますが、中盤以降にお金が余ってくると、研究を進めるために行うことが多くなってきます。
火災について

お店の経営中、稀に火災が発生することがあります。
火災が発生したら、時間が止まるので、燃えている場所を確認した後、従業員を消火に向かわせましょう。
選択した従業員がバケツを取りに行き、それから火に向かうので、消防設備(バケツ)に近い従業員を選ぶと消火作業がスムーズです。
火災発生時は、お客さんは全員避難していなくなってしまうので、序盤は特に売り上げダウンになるイベントです。
また、燃えた家具などは買い替えるまで使えない為、買い替えにお金もかかります。

火災発生率は、照明の数が多いと上がります。
照明をクリックすると、使うろうそくとオイルの質を変更することができ、上位のものにするほど燃えにくくなりますが、0にはできません。
ゲームの設定年代の関係上、火を使わない照明がないため、火災は嫌でも低確率で発生するものと考えないといけないようです。