
Steamで販売されている、レストラン経営シミュレーションゲーム「Chef: A Restaurant Tycoon Game」(シェフ: ア レストランタイクーンゲーム)の、ゲーム開始~序盤の壁となる黒字経営にお店を経営できるまでの攻略情報をまとめてみました。
このゲームは、序盤のお店を開店して間もないころが一番厳しく、ここを乗り越えられればそれ以降は難しくないゲームとなっています。
逆に、初期の所持金は少なく、かつ所持金が0以下になったらゲームオーバーなので、そういう意味でも黒字化を急ぐ必要があります。
※フリーモード(Free Mode)についての解説になります。
ゲーム開始(キャラクリエイト)

ゲームを開始すると、まずはキャラクタークリエイトを行うことになります。
ここで、主人公となるシェフの「You」(※名前は固定)の見た目を設定できます。
なお、ここで作るキャラクターは、どのような見た目にしても能力等に影響はないので、好きに設定してOKです。
おそらく一度作ったら後から見た目の変更は不可能なので、気にする人はこだわった方がいいかもしれません。
また、右にある「Difficulty」(上の画像で赤〇のところ)からゲーム全体の難易度設定ができますが、このガイドはデフォルトの難易度であるNormalで解説しています。
お店の立地探し

キャラができたら次に、1号店を開店するための場所選びを行います。
街のマップが表示されるので、この中から一つ選んで、その中の選択肢から借りるお店の建物を決めることになります。
後述する理由から、序盤はどうやってもお金が稼ぎにくいため、毎日引かれることになる賃料が安い($200前後)物件を選ぶことをおすすめします。
中央は栄えている街になっていて、サイズに対しての賃料が高めなので最初に選ぶお店としてはおすすめできません。

賃料の安いお店は、街外れ(マップの端の方)の農場地区などにあり、このあたりで良さそうな物件を探しましょう。
お店サイズ(物件の絵の左上・右上のアイコン)もありますが、最初は2程度の小さいお店で十分です。
また、できれば悪い条件(賃料の上に赤アイコンの表示)がないところがおすすめです。
今回の例では、上の画像の「アミューズメントパーク」の効果もある$230の賃料のお店を選ぶことにしました。
($150程度の物件もありますが、お店のサイズが小さいと後々微妙なのでキッチン・ホール共にサイズ2のお店にしています)
なお、立地によってお店に来るお客さんの客層の割合(右に表示されているもの)が異なるのですが、序盤はお店の評判が低い関係で正直どこを選んでも同じなので、気にしなくていいかと思います。
お店の内装の準備

お店を借りたら、次にお店の内装(テーブルやキッチン)の準備(左下のテーブルアイコン)をしましょう。
(※お店を借りた際に最初に提案されるチュートリアルに従ってもOKです)
キッチンはシェフ1人体制であれば、冷蔵庫・カウンター・コンロ・ブレンダーをそれぞれ1つ設置すればとりあえず序盤はOKです。
(メニュー次第でグリルやオーブン、フライヤーも足してください)
テーブルは、4人掛け・2人掛けを、計50~60席くらい(※席数は上に表示)準備しておきましょう。
なお、4人掛けばかりにすると席が埋まりやすくなるので、ある程度2人掛け席も必要です。
テーブルのデザインは様々ですが、どれも満足度等に影響はないので好きなデザインの物を選びましょう。
装飾品は、とりあえずお金に余裕があれば少し置いて、後はお店を経営し始めてから追加していけば問題ありません。
(※装飾が少なすぎるとお客さんが来ないので、次の掃除設定を忘れずに行ってください)
壁紙・床は見た目以外の意味はありませんが、無料で変えられるので気分で変えてもいいと思います。
掃除等の設定

下のメニューにあるつまみアイコンから、お店の掃除に関する設定や宣伝などが行えます。
最初は、左上の「Cleaning」の、Hall Cleaning→Greasy Tablesにチェックを入れ、右下Applyで適用しましょう。
これで、1日$108の費用がかかりますが、装飾品を置かなくてもお店の雰囲気が+10されます。
※この設定をしないと雰囲気が悪すぎておそらくお客さんが来ないので注意!
その他、掃除設定や宣伝なども行えますが、最初はやっても赤字が加速するだけなのでやらなくていいかと思います。
従業員を雇う

最初からいる従業員は自分(You)1人だけなので、従業員を雇いましょう。
下の蝶ネクタイアイコンから従業員を雇う画面になります。
最序盤はシェフは1人で十分なので、追加で雇うのはウェイター2~3人だけでいいかと思います。
右側の従業員候補から、Waiterを選んで雇いましょう。
従業員の作業は、
シェフ:注文を受けてから料理
ウェイター:入口のお客さんの席の案内/注文取り/料理の提供/会計/片付け です。
そのため、ウェイターの作業量が多い関係上、人数は多めに必要です。
なお、従業員の給与は日払いで、契約料は0です。
今回であれば、$60のウェイター3人で、1日の人件費が$180かかります。
経営を始めてからお店の様子を見て、足りなそうな感じであればシェフやウェイターを追加で雇いましょう。
従業員のスキルポイントの割り振り

従業員は、主人公含め未使用のスキルポイントを持った状態で雇われています。
忘れずに、スキルポイントを振っておきましょう。
スキルポイントの設定は左下のシェフの帽子アイコンです。
おすすめは、ウェイター・シェフ共通で体力アップの「Fitness」(雷アイコン)、ウェイター限定で移動速度アップの「Faster than Light」(靴アイコン)です。
その他、各作業(調理や会計など)それぞれに作業速度をアップするスキルもあるので、役割分担するのであれば、ポイントの余裕を見てこちらも上げてもいいかと思います。

プレイヤーである「You」のみ獲得可能なスキルが特殊で、最初から調理関係・体力等のスキルは1段階獲得した状態で始まります。
また、通常のシェフ用のスキルに加えてオリジナルレシピ開発に使うスキルや、パッシブスキルを発動できるスキルの項目が増えています。
そのため、Youは料理スキルよりもオリジナルレシピ用スキルをメインにポイントを振ることをおすすめします。
個人的におすすめは、メインに使えてレシピを作りやすいサンドイッチ系(上の画像)です。
メニューを設定する

メニューは、最初は何もないので、既存のメニューやオリジナルメニュー(後述)を設定しましょう。
メニューの設定は下のメニューアイコンから行えます。
右のメニュー一覧から、左にドラッグしてメニューを設定します。
提供するメニューを決めたら、値段も忘れずに設定しましょう。
デフォルトだとなぜか原価に設定されてて利益がでませんので、原価の3~5倍くらいに設定しておきましょう。
最序盤はオリジナルメニューは作らないで、既存のメニューを何点か設定するだけでいいかと思います。
左下に赤いアイコン(マイナス効果)がなくなるくらい、ある程度のバリエーション(肉料理・魚料理・サラダなど)とメニュー数に設定するのがおすすめです。
(序盤に来るほとんどの客層「Cheapskate」は味よりも価格優先の為、味のパラメータが低い既存のメニューでOKです)
数日経営して客層が増えてきたら、既存メニューを徐々にパラメータの高いオリジナルメニューに置き換えていきましょう。
お店の経営開始
準備ができたら、お店の画面に戻って右下から時間を進めましょう。
このゲームでの営業時間は、12:00~0時頃(お客さんが残っていると残業)です。
初日~3日目くらいのお店人気が上がらないうちは、「Cheapskete」(けち)のお客さんばかりで、注文品数が少なく赤字になりやすいです。
(内装などを工夫しても評判が低いうちはほぼ意味がありません)
評判が上がるにつれ、よりたくさん注文してくれる客層が増えてくるので、それまでは我慢しましょう。
この仕様のため、最初は極力お金を使わないようにしてお店の評判が上がるのを待ちつつポイントを使ってオリジナルメニューを強化し、良い客層のお客さんが来た時に低評価をつけられないように準備を整えておくのがおすすめです。
右の従業員の体力は、動いていると減っていき、仕事がないと回復します。
ゲージがなくなると士気(Morale)が減って人のアイコンが疲れた絵になっていくので、極力ゲージがなくならないように従業員数を増やしたり、体力の減った従業員を休ませる(顔近くのzzzをクリック)で対応しましょう。
お店のレビューについて

下の☆アイコンから、お店のレビューが確認できます。
評価項目は以下の4つです。
- Service(サービス):サービスの質(速さ?)が高いほど評価が上がります。
低い場合は、ウェイターを増やす・スキルアップさせましょう。 - Food(料理):料理のおいしさパラメータが高いほど評価が上がります。
低い場合はオリジナルメニューなどでおいしさのパラメータの高いメニュー構成にしましょう。 - Prices(値段):値段が安いと上がり、高いと下がるので価格調整の目安になります。
- Ambience(雰囲気):お店の雰囲気パラメータが高いほど評価が上がります。
雰囲気は客層によって好みが違うので、全ての客層に効果のある雰囲気のGeneralが上がる掃除設定を高くするのが簡単です。
お客さんが帰るとレビューが付くので、この評価を見てお店の改善をするといいでしょう。
序盤であれば、既存メニューを使っていると料理(Food)の評価が低くなりやすいので、オリジナルメニューに置き換えを進めることをおすすめします。
なお、価格(Prices)は他の3項目の評価が高ければ、多少低くでも総合評価は☆5になるので、Pricesの評価☆3前後くらいの高めの価格設定にすると安定した黒字経営にしやすいです。
オリジナルメニューの作成

ある程度経営し始めたら、オリジナルメニュー作成に挑戦してみましょう。
下のボウルとスプーンのアイコンから作成できます。
序盤のおすすめは、オリジナルメニューでサンドイッチのメニューを充実させることです。
サンドイッチは、最初からスキルを持っている他、調理時間が短く、準備が早いため、シェフの手間を減らせます。
最初に、アイコンから作りたい料理の種類を選んで、見た目(※パラメータに影響なし)を決めて、料理名を入力して右の種類(メインなど)を選びましょう。
その後、上の”Accept and open Ingredients Panel”で食材設定を始めます。

オリジナルメニューの作成は、使う材料を右の欄から左にドラッグして、ゲージを動かして入れる量を調整して作っていきます。
今回の例であるサンドイッチなら、左のチェックマークのところで示される必須の原材料(※サンドイッチの場合最低限パンを100g)は入れる必要がありますが、これ以外は自由に組み合わせられます。
上の例のように、初期の材料でも、おいしさをほぼMAXにすることが可能です。
おいしさは、「Taste」(味)・「Flavor」(香り)が最大50で、これに対応する料理のスキルがあればその分と食材レベルが追加されます。
そのため、最初であれば味と香りのおいしさ評価がMAXの100になるように食材を組み合わせましょう。
味の評価を上げるコツは、ソース系を入れていないなら塩で塩味を増やす、香りはスパイスやにんにくなどを入れることで上げやすいです。
各材料の量を微調整しても数値が上下するので、それぞれのパラメータが50になる材料と量を見つけましょう。
オリーブオイルが最初から使えてかつ使い勝手がいい食材で、それにハーブ・スパイス類(バジル・胡椒など)を組み合わせると比較的簡単にレシピが作れるかと思います。
レシピが完成したら、忘れずに右上のSAVE(すでに保存済みならOverwrite)を押しましょう。
これで、メニュー設定画面に自分のオリジナルメニューが設定できるようになっているはずです。
食材のアンロック・アップグレード
食材のアンロック・アップグレードは、下の買い物かごアイコン(?)で行えます。
経営を進めると増えていく食材ポイント(Ingredient Points)を消費して、持っていない食材ならアンロック、アンロック済みなら3段階にアップグレードが可能です。
食材をアップグレードすることで、料理の味ステータス自体を上げられるので、よく使う食材を中心にアップグレードしていくことをおすすめします。
また、一部の食材はアップグレードを行うことで、上位の既存メニューが出現することもあります。
ただし、基本的に自作メニューの方が最終的なパラメータを高められるので、あまり意味はないかもしれません。