
高圧洗浄機と掃除機が合体したような道具を使って汚れた土地をきれいにお掃除していく、「Fresh Start Cleaning Simulator」というシミュレーションゲームをプレイしてみました。
困っている世界各地の動物たちから依頼を受け、その土地のごみなどを回収したり、植物に水をやったり、建物の修復をしたりして豊かな自然環境を取り戻していくゲームになっています。
特に制限時間などはなく、ゲームオーバーもないので自分のペースでゆっくりのんびりとプレイすることができるようになっていました。
同じお掃除系ゲームの「PowerWash Simulator」にもぱっと見ちょっと似ていますが、その違いなどを含め、今回は「Fresh Start Cleaning Simulator」のプレイした感想とレビューをしていきたいと思います。
はじめに
基本情報
販売 | Chicken Launcher(開発元)、Awaken Realms(パブリッシャ) |
公式サイト | Steamストアページ |
リリース日 | 2022年12月21日 |
対応機種 | PC(Steam) |
ジャンル | シミュレーション/サンドボックス |
販売価格 | 1010円 |
「Fresh Start Cleaning Simulator」はどんなゲーム?

冒頭でも記述した通り、高圧洗浄機と掃除機が合体したような道具を使って汚れた土地をきれいにお掃除していく、「Fresh Start Cleaning Simulator」は、汚れた土地をきれいにお掃除して自然環境を取り戻していくシミュレーションゲームです。
ゲームはFPS視点で、プレイヤーは高圧洗浄機と掃除機が合体したような道具を装備しています。
操作はとてもシンプルで、主な操作は移動とマウス左右クリックによる水/吸引だけになっています。
ステージ上にあるゴミの山を掃除し、枯れてしまった植物たちに水をあげて成長させて自然を復活させていきましょう。
壊れている建物などは落ちているパーツを拾い集めて修復し、マップごとに決められたクエストをクリアして自然度がMAXになるよう、マップ中を清掃&水やりをしてステージクリアを目指していきます。
やること自体はシンプルで、淡々とお掃除をしていくいわゆる“作業ゲー”ですが、それがハマる人には楽しく遊べると思います。
ゲームの流れ

最初にプレイする世界各国が舞台のステージを選択し、そのステージにいる困っている動物からの依頼を引き受けます。
各ステージにはかなりの数のゴミの山や枯れてしまった植物があり、プレイヤーはそれらの対処をしていきます。
ゴミの山を除去し、植物に水をやり復活させていくことで、徐々にステージの自然度が上がっていきます。
自然度の段階が上がったり、作業を進めることで経験値を獲得でき、スキルをアンロックして作業効率を上げることができます。
スキルは後述しますが、使えるものと使えないものの差が割とあるように感じました。
自然度が一定を越えるとマップの自然度の段階を上げられ、荒れた土地が広がっていたステージ全体の自然が段々と緑化されていきます。
ステージにはクエストが用意されており、内容は建物の修理や像の清掃などになっています。
修理などの作業は落ちている工具や木の板といった必要なアイテムを拾って使うことで行えます。
自然度を最終段階まで進め、クエストを全てクリアするとステージクリアとなり、好きなタイミングで次のステージへ進むことができます。
これを繰り返し、全てのステージをクリアして自然を取り戻していきましょう。
水(高圧洗浄機)について
デフォルト操作:左クリックで水を狙った位置に飛ばします。
水をかけることでゴミの山の泥を除去できるほか、植物に水やりができます。
水にはタンクの容量ゲージが存在し、空になったら補充しなければいけません。
水は掃除機モードで何らかの水を吸い上げること(なぜか漏れたオイルなどの液体でも補充可能です)で補充できます。
オイルや有毒そうな液体でタンクを補充してもしっかりきれいな水が出るのでそれで水やりは可能ですが個人的にはちょっと気になりました。
スキルによるアップグレードは洗浄機メイン(左のスキルツリー)にすると効率よく進めやすいかなと思いました。
吸引(掃除機)について
デフォルト操作:右クリックで狙ったあたりの位置のごみや液体を吸引します。
ゴミの山の泥を水で飛ばすとゴミだけ残るので、掃除機でゴミを回収する必要があります。
吸引したゴミはインベントリに入り、経験値にすることができます。
また、前述の通り、液体を吸引して水タンクの補充をすることも可能です。
スキルによるアップグレードで吸引効果を上げられますが、そこまで便利になった感じはしませんでした。
スキルとロボットについて
スキルはプレイ中いつでもスキルツリーを表示させ、経験値が足りていれば獲得することができます。
スキルは前述の水/吸引の効果アップや、植物の探索、インベントリの容量アップなどがあります。
また、中央のツリーのスキルでスプリンクラーロボットや吸引ロボットを置けるようになります。
このロボットですが、個人的にはスプリンクラーの方はまあまあ使えましたが最大レベルになっても効率は悪く、正直自分でやった方が早いのでおまけ程度に見ておいた方がよさそうです。
インベントリの容量もそんなにアイテムの種類が多くないので1段階上げれば十分かなと思いました。
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

ゲームオーバーはないから焦ったりせずにゆっくり遊べる
景色もきれいで最後まで飽きずに楽しく遊べた!
プレイしてみての感想

やることは水やりと掃除の2種類とシンプルながら、世界各地が舞台となるステージのバリエーションが思ったより多くて次がどんな感じなのか楽しみに進められました。
やること自体も1つではなく水やりと掃除の2つあることで、どちらか一方に少し飽きたらもう一方という感じにちょっと気分転換もできます。
最初は荒地でゴミまみれだったところが、ステージ全体の自然が回復していくと共にかわいい動物たちがやってきてくれるのは自分の手で自然を取り戻せた感じがあっていいなと感じました。
動物たちを撫でられるのも特にゲームには関係しませんが、癒し要素になっていてよかったです。
(一応動物を撫でることで取れる実績があります)
各ステージの自然度は100%にならなくてもクリア扱いとなり次に進めるので、掃除系ゲームあるあるな、マップ中のどこかに細かなごみなどが残っていてそれを延々と探すといったことが起こらないのでいいなと思いました。
成長させていない植物の探索スキルは広範囲に効果があり、見え方も派手で探しやすく便利でした。
スキルもゲーム中いつでも取得できて、取得するにつれ段々と作業の効率が上がっていくのを実感できるのであってよかったシステムだなと思いました。
まとめてみると、ちょっとボリュームは少な目ですが、自分のペースでのんびりと飽きずにお掃除をすることができる、最後まで楽しく遊べたゲームでした。
プレイ中にちょっと気になったこと

ゲーム自体は楽しく、「PowerWash Simulator」のように1ステージのクリア時間がかかりすぎないという点はよかったのですが、全体の作業量とステージ数はちょっと少な目でボリューム不足な感じがしました。
実際、プレイ時間はチュートリアル~最終ステージクリアまでに6時間程度しかかからずにクリアできてしまい、ちょっとクリアまでが早かったかなと思いました。
また、プレイスタイルによると思いますが、私はクリアまでにスキルを全部を取得することはできず、クリア後に再プレイして取得しましたが、そんなにプレイが劇的に変わるものがなかったので全部のスキルを頑張って取る必要はあまりないかもしれません。
(一応、左のスキルツリーの最後に取れるものは強力だと思いました)
そもそも急いでやるゲームでもないので、自分のペースでゆっくり進めていくというスタイルの人にはいいのかもしれませんね。
まとめ

ここまで、「Fresh Start Cleaning Simulator」の感想などの紹介をしてきました。
操作方法ややることはシンプルながら、飽きにくいように工夫されており、最後まで楽しむことのできたゲームでした。
また、自分のやったことによって自然が復活していく様子も視覚的に達成感を感じられました。
個人的にはちょっと短いかなと思ったボリュームに対して価格もそんなに高いと思いませんでしたので、もしこの記事を読んで遊んでみたいと思った方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?