
Steamで“DNA ARMY GAMING”開発のゲームのセールを以前していたので、その時に買っていたパン屋さんのシミュレーションゲームをプレイしてみました。
パン作りから会計までというパン屋さんの経営をやるような感じに見えて、実はパン屋さんのレジ係の店員としてプレイするという、いろんな意味で意表を突かれるゲームでした。
経営要素も薄く、いわゆる作業ゲーと言ってもいい感じのゲーム内容です。
そんな、「Bakery Shop Simulator」を一通りプレイしてみたのでその感想とレビューをしていきたいと思います。
はじめに
基本情報
開発・パブリッシャー | DNA ARMY GAMING |
公式サイト | Steamストアページ |
リリース日 | 2021年4月21日 |
対応機種 | PC(Steam) |
ジャンル | パン屋さんシミュレーションゲーム |
販売価格 | 1,200円 |
「Bakery Shop Simulator」はどんなゲーム?

「Bakery Shop Simulator」は、その名の通り、パン屋さんのシミュレーションゲームです。
一応は経営シミュレーションというジャンルに入るかと思いますが、あまり経営要素はなく、パン屋さんでの店員として働くことが主なゲーム内容になります。
開発があの「DNA ARMY GAMING」なので何となく察せる方もいるかと思いますが、プレイヤーはパンを作る方ではなく、すでに雇われているパン職人への指示出しとレジ業務が担当となります。
お店のカウンターから外に出ることはできず、ゲームは最初から最後までお店のカウンターの中だけで進行します。
ひたすらパンを焼く指示を出しお客さんが来たら注文のパンを梱包して会計をして…ということを繰り返していく、経営というよりは店員さんとして働くことがメインの、お仕事シミュレーションゲームになっています。
ゲームクリアなどは設定されておらず、機材を全部揃えて評判をMAXまで上げるなど、自分で目標を決めてそれを達成したら終わりという感じになります。
ゲームの流れ

ゲームが始まったら、まずはチュートリアルに従って機材と材料を購入します。
(※ここで違うものを買って無駄遣いするとゲームが進められなくなり実質ゲームオーバーです)
必要なものが揃ったら、レジの後ろにいるパン職人へパン製造の指示を行い、パンを焼いてもらいます。
お店をオープンしたら、お客さんがやってくるようになるので、注文されたパンをパッケージングし、梱包した箱をバーコードリーダーで読み取ることで販売していきます。
注文には制限時間があるので、事前にパンを焼いて在庫を確保しておくのが基本となります。
(賞味期限的なものはなく、何日経っても腐らないので作り置きOKな仕様です)
お客さんにパンを売ることで評判が上がっていき、評判が高まると一度に注文する品数が増えます。
夜になると閉店で、お客さんが来なくなりますが、パン作りの指示は閉店後も可能になっています。
ここまでの、パン職人に何を作るか指示を出し、完成したら受け取って陳列、お客さんが来たら注文にあったパンを取って梱包、会計をするというのが基本的な流れになり、フルアップグレードしても最後まで(パンの種類が増える以外は)この流れは同じです。
攻略というわけではありませんが、パン製造用の機材を買った時点で新たに作れるようになったパンがメニューに追加されるので、まだ材料すら揃えていない状態でもお客さんは容赦なく注文してきます。
機材の購入のタイミングは基本夜にして、夜の内に十分な在庫を確保してから次の日を迎えるのがいいでしょう。
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

パン屋さんの店員として働くお仕事シミュレーションだったよ!
自分で調理することもないしひたすらレジでパンを運んで会計して指示して…と働くからちょっと単調で飽きやすいかな?
プレイしてみての感想

パンを自分で作ることはできないという、ちょっと斬新なパン屋さんの経営(?)シミュレーションゲームでした。
最初は作れるパンの種類が少なく、お客さんの注文も1点だけなので楽(単調)ですが、機材を増やして評判も上がるととても忙しくなるという、ちょっとバランスの悪いゲームという印象でした。
調理器具を増やすと作れるパンが増えますが、種類が増えてもそこまで利益は変わらないうえに、お客さんは容赦なく作れるパンの中から注文する仕様のために、パン作りが追い付かなくなってくるので、面倒さ・大変さが上がるだけなのはちょっと残念でした。
後述の遊びやすさに関わる利便性が悪い点も評価としてはマイナスポイントです。
操作に慣れてくるとスムーズに会計などの作業が行えるようにはなりますが、ゲームが進んでいってもそこまで変わり映えはせず、忙しさが増えるだけという感じで、達成感などは感じられず正直ちょっと微妙な作業感の強いゲームでした。
強いて言えば、色々なパンやケーキを並べて好きなように陳列できる点は面白いと言えるかもしれません。
プレイ中にちょっと気になったこと

全体的にボリュームがない点や、内容が作業的すぎて人を選ぶという点の他、割と不親切な点が気になりました。
在庫状況などはPCからしか確認できず(※一応棚にあるもので判断できるようですが見づらいです)、パン作りの指示の際は上の画像のように、今の所持品や在庫で作れないものでもボタンの色が同じです。
今あるパンの在庫は直接見て確認するしかないうえ名前も似た感じのものが多いので、効率を考えると記憶力も求められるゲームです。
利益も機材が色々必要なパンの方がちょっとは高いですが、一気に儲かってゲームが進んだ という展開は最後までないので盛り上がりに欠ける感じでした。
まとめ

ここまで、「Bakery Shop Simulator」のプレイしてみた感想とレビューを紹介しました。
テーマがレストランやパン屋さんのゲームはたくさんありますが、まさかのレジ係だけをするゲームというのはある意味レアで、面白いかどうかは別として珍しいと思います。
これ以上アップデートはしないと思うので、要素が増えることはないと思いますが、こんな感じの単調な作業系ゲームをやってみたいという方は、遊んでみてはいかがでしょうか?