
Steamで、ジム経営シミュレーションゲームの「Gym Simulator 24」という、フィットネスジム経営という珍しいテーマの経営シミュレーションだったので、気になり購入して遊んでみました。
経営することになるジムは会員制のフィットネスジムで、一人称視点の自由に内装の変更や運動器具を置けるタイプのゲームでした。
ただ、現状リアルタイムで1日遊んだら今のところ遊びつくせてしまうという、ちょっとボリューム不足かなという点もあり、今後のアップデートに期待です。
そんな、アーリーアクセス版の「Gym Simulator 24」を一通りプレイしてみた感想とレビューをしていきたいと思います。
日本語対応で、多少変なところはありますが、理解できないような表現はなさそうでした。
※プレイしたのは2024/1/15時点で最新のアーリーアクセス版になります。
はじめに
基本情報
開発 | Quatech |
パブリッシャー | Red Axe Games |
公式サイト | Steamストアページ |
リリース日 | 2023年11月11日 |
対応機種 | PC(Steam) |
ジャンル | ジム経営シミュレーションゲーム |
販売価格 | 1300円 |
「Gym Simulator 24」はどんなゲーム?

「Gym Simulator 24」は、タイトル通りの、フィットネスジムを経営するシミュレーションゲームです。
一人称視点で主人公を操作するタイプのゲームになっていて、ジム内の設備は固定の場所ではなくある程度自由に置くことができます。
まだ主人公の空腹度などの欲求はありませんが、アップデート予定のリストに入っているので近々追加されるかと思います。
経営的な要素は少な目で、ジムの会費や販売する商品の価格などの設定はできませんが、現状では普通にプレイすれば赤字になることはなく、お金の心配の必要がない大分簡単寄りな難易度設定になっています。
ちなみにタイトルに24と入っているので24時間営業っぽい印象を受けますが、実際は営業時間固定で8時頃(任意)~21時の営業時間に設定されています。
(※変更不可)
ギャンブル要素もなぜかたくさんあり、賭け事をすることだけでなく、賭けボクシングの元締めもすることができます。
ゲームの流れ

最初にジムの名前やロゴなどを設定し、ゲーム開始です。
最初はチュートリアルに従って、ジムとなる建物を購入します。
これ系のゲームにありがちですが、最初はジムの掃除から始めることになります。
掃除が終わったら、更衣室の設備や運動器具などを購入・設置して、ジムの運営がスタートします。
このあたりをどうすればいいかはチュートリアルがあり、細かく項目が分かれているので、そんなに迷わずに進められるかと思います。
会員制ジムということで、利用するお客さんはまず会員登録をする必要があり、プレイヤーのやるべき仕事の一つでもあります。
収入は入会費や、ジムの利用料、ゲームが進むと営業できるようになるビタミンバー(軽食)の利益などで、前述の通りまず赤字になることはなく、経営自体は難しくありません。
プレイヤーの基本的な仕事はジム内の機材の設置・整備、ジム内の掃除、くさいお客さんを制汗剤スプレーで消臭、迷惑客をビンタ(?)で撃退することなどです。
これらの仕事を行っていると経験値がたまり、レベルが上がると新しいトレーニング機材がアンロックされたり、ジムを拡張できるようになったり、従業員を雇って一部の仕事を任せられるようになったりします。
お金を増やしてジムや設備を拡張していき、自分の理想のジムを営業していきましょう。
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

ちょっと珍しいフィットネスジムの経営シミュレーションゲーム!
結構面白いけど普通に遊ぶとすぐお金が増えてやれることが全部終わっちゃうから簡単・あっさりしすぎていて微妙かな?
プレイしてみての感想

会員制フィットネスジムを経営するゲームというのは見たことがなく、新鮮な感じで楽しめました。
ちょっとボリュームが少ない点は気になりますが、現バージョンでやれることを全て終わらせるまでは楽しく、思わず熱中して遊んでしまいました。
レベル関係は微妙な点が多く、詳しくは後述しますが、従業員任せだと経験値がなかなかたまらない(バグ?)ので、積極的に自分で作業をした方がいい点はどうなのかと思いましたが、主人公自身が仕事を行うことにより経験値を稼いでレベルアップしている設定であれば仕方ないのかもしれません。
ルールの説明がなく、いまいちよくわからないバーベル対決(賭け事)や、ブラックジャック(賭け事)、ボクシング関係(賭けボクシングですが元締め側)といったギャンブル関係が充実している点など、ジム経営ゲームとしてはちょっと突っ込みどころはありますが、本筋だけでなくちょっとしたミニゲームができる点は面白いとも言えます。
とはいえ、そんなにミニゲームばかりを楽しめるというわけではなく、ジム経営の方をある程度自分で掃除などを行って過ごさないと中盤以降はレベルアップ待ちという暇な時間ができるので、従業員を雇って全部任せっきりにしない方が長く楽しめるんじゃないかなと思います。
総合して、今のところバグもありあまり価格に見合っていると言えないボリュームのゲームですが、ゲーム内容や今後やろうとしていることを考えると面白い内容ではあるので、もうちょっとアップデートされるのを待ってみてから購入することをおすすめします。
プレイ中にちょっと気になったこと

まだアーリーアクセス版なので仕方がないのかもしれませんが、遊んでいて最初に思ったのは全体的にボリューム不足かなという点です。
1日プレイ(実質8時間ほど)しただけで全部の要素を楽しめてしまい、今の値段を考えるとまだまだボリューム不足かなと感じてしまいました。
ジム内のカスタマイズはある程度までは可能ですが、床や壁、天井をカスタマイズできる種類は少なく、トレーニング機材や装飾品もそこまで多くはないかなという印象です。
また、ジムの拡張(プールや2階)もできますが、広くなるだけで特に新しいことができるわけではなく、たくさんトレーニング機器を置けるようになるだけです。
お金関係(収支)もバランスが悪く、簡単にお金が稼げてしまい機材がすぐに揃うのもボリューム不足感がある原因かもしれません。
レベルアップや経験値について
本作は、レベルアップによって購入できるものがアンロックされる仕様ですが、そのレベルアップと経験値周りの仕様がちょっと微妙です。
従業員が行った作業は(ビタミンバーを除き)経験値が入らないため、汚れ掃除と器具のメンテナンスを完全に任せてしまうと、なかなかレベルアップできないという問題があります。
そのため、お金はたまっているのに経験値が足りずレベルアップ待ちで従業員を減らして自分で作業を行うという、微妙な時間が長くなってしまいがちでした。
バグ・不具合などについて
バグや不具合、表現のおかしな点も、まだまだ遊んでいて目立つ細かいものがありました。
机をすり抜けるような当たり判定関係や、お客さんが狭いところを無理やり通ろうとする、従業員が途中で仕事をしなくなるなど、細々としたバグなども見られました。
中盤に入るとお客さんの着替え関係は目立ち、トレーニングウェアのまま帰宅したり、私服のままトレーニングをしたりと、更衣室の利用がうまくいっていないようです。
(そもそもバグではなく私服OKのジムなのかもしれませんが…)
経験値関係も、ビタミンバーだけは従業員が手渡して経験値が入るため、バグの可能性があります。
まとめ

ここまで、「Gym Simulator 24」を一通り遊んでみた感想とレビューをしてみました。
現状、まだまだバグ修正すべき点やもっと内容を充実されるアップデートを期待したいというような感じですが、ベースとなるゲーム内容は面白く、今後どうなっていくのかに期待したいゲームでした。
割と頻繁にアップデートを行っているようで、発売からまだ約2ヶ月ですが色々と要素が追加されたようですので、気になった方は現バージョンでも十分楽しく遊べますが、もうちょっと様子を見てから購入することをおすすめします。