
Steamのゲームを探していたら、「The Planet Crafter」という、惑星のテラフォーミングをする面白そうなゲームがあったので遊んでみました。
テラフォームをするゲームはいくつか知っていますが、このゲームは複雑なシステムのない、割とシンプルな感じのゲームになっていました。
後述するプレイを断念してしまう要素もありましたが、「The Planet Crafter」を一通りプレイしてみたので、遊んでみた感想とレビューをしていきたいと思います。
多少文字化けや変な表現はありますが、日本語対応です。
※プレイしたのは2024/1/6時点で最新のアーリーアクセス版になります。
はじめに
基本情報
開発・パブリッシャ | Miju Games |
公式サイト | Steamストアページ |
リリース日 | 2022年3月25日 |
対応機種 | PC(Steam) |
ジャンル | テラフォーミングシミュレーション |
販売価格 | 2,300円 |
「The Planet Crafter」はどんなゲーム?

「The Planet Crafter」は、火星のような不毛の惑星に降り立ち、テラフォーミングを進めるべく素材を集めて機械を作り惑星を人が住めるようにしていくサバイバル要素ありのシミュレーションゲームです。
操作は一人称視点で、プレイヤー一人だけで惑星をテラフォーミングしていく必要があります。
(※アップデートでマルチプレイ対応になる予定とのことです)
サバイバル要素として、空腹度・水分・酸素の3つのステータスがありますが、序盤の食糧の確保以外はどれもすぐに回復アイテムが入手できるようになっており、そこまでシビアではありません。
惑星にはプレイヤー以外の生物がいないので、敵対生物などもなく戦闘要素はありません。
全体的にゲームシステムはシンプルで、惑星にむき出しで落ちている鉱石を拾ってそれを素材として建物や機械の建設を行うということの繰り返しになります。
一部のレア鉱石やアイテムは遠くへ探索しに行かないと見つけられませんが、万が一途中で死んでしまっても(難易度ノーマルの場合)何度でもコンティニューでき、その時点で拾っていたアイテムは全て回収できます。
機械の設置に必要な上位素材を作るということはありますが、基本的にクラフト要素にも複雑さはなく、説明こそゲーム中でほとんどありませんが進める上で困るようなことはほぼ起こらないかと思います。
ゆっくり進めても特にペナルティなどもなく、マイペースにのんびりプレイすることが可能です。
惑星の様子はテラフォーミングの進み具合によってリアルタイムでダイナミックに反映されて変わっていくので、見た目の変化も楽しめるようになっています。
ゲームの流れ

最初は、主人公が一人で乗ってきた宇宙船が惑星に着陸したところから始まります。
特にゲーム中にチュートリアルなどの説明はありませんが、一応「〇〇を作成する」などの序盤にやるべき目標は表示されているので、それに従って素材を集め、作成していきましょう。
クラフトできるものは主人公用の装備品と、テラフォーミングを進める機械類、酸素補給の出来る拠点に大きく分けられ、段々とアンロックされていきますが最初は作れるものは少ないです。
設置した機械によってテラフォーミングが進んでいくと各ステータス(気温や酸素濃度など)が上がり、一定以上になると新たな装備品や機械などがアンロックされていきます。
基本的にアンロックされたものを使うとより効率的にテラフォーミングが進められたり、上位の機械の作成に使う素材の作成に使えたりとゲームの進みが速まるので有効的に活用しましょう。
素材は近くに鉱石などはむき出しで落ちているものを採掘して集める他、遠くの鉱山や墜落した宇宙船などを探索し、近くで集められないアイテムを探してくる必要や, 作物を育てて食料や素材にするといったことも必要になってきます。
テラフォーミングを進める惑星(マップ)は今のところ固定で、ランダム生成ではありません。
(スタート位置は設定で変更可能です)
やるべきことの流れは終盤まで基本的に同じで、テラフォーミング用マシンを作る→アンロックされた上位マシンを作る という繰り返しで進んでいきます。
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

サバイバル要素のあるゲームとしてはマイペースに進められて遊びやすいと思う!
段々星がダイナミックに変わっていく様子も達成感があっていいけど、虫要素はいらないかな…
プレイしてみての感想

最初は一面真っ赤の不毛の地だった星が、段々と青空を取り戻し、雨が降って湖ができて…という過程が星全体を見て体感できる点がとてもよかったです。
小さいヒーターやドリルといった機械数台だけでそこまで大きく変わるのかという点はツッコミどころな気もしますが、設定が3000年代(西暦かは不明)なので、未来の技術でなんとかなっているのだと思います。
(それを言い出すと機械やロケットを一瞬で作れて壊したときに全ての素材が戻ってくるのも変ですが)
サバイバル要素もあるゲームではありますが、空腹度と水分と空気だけとシンプルなうえ、これらのどれかが尽きた時のゲームオーバー(プレイヤーの死)の際、ノーマルだとその場にアイテムを落とすだけなので、ペナルティはほとんどないに等しいというのも難易度が高くならない設定でよかったです。
時間制限にあたるものもなく、自分のペースで進めていける点もよかったです。
ただ、残念だったのは、詳しくは後述しますが緑が増えてきて虫が出現したあたりです。
できれば虫嫌いなプレイヤーの為にも何か説明やオプション設定などを入れて欲しかったところです。
ここが平気な方はどんどん大型の機械を設置して生命も溢れる星になっていく様子を楽しめると思います。
まだアーリーアクセス版なので途中までしか進められないようですが、最終的には哺乳類が生息する、地球と変わらないような星にまでテラフォーミングを進められる予定のようでした。
プレイ中にちょっと気になったこと

全体的に簡素なシステムになっていて、複雑な要素はほとんどないに等しいので遊んでいてそんなに気になることはありませんでした。
プレイヤーや棚などのインベントリの容量が少な目で、プレイヤーはアップグレードである程度拡張できますがそれでも他のゲームと比べると、同じ素材をスタックできない仕様もあって、割と少ない方かと思います。
ただ、アイテム作成に使う素材の要求数はおそらく最大9個なので、最初慣れるまではちょっと不便でしたが慣れればそこまで苦にはなりませんでした。
虫などの不快になる人もいる要素
やっていて気づいたのですが、星のテラフォーミングが進むと、虫やカエルなどが星に出現するようになります。
私は虫(このゲームに出るのは幼虫という名のいわゆるワームや芋虫のような虫)が苦手で、途中でプレイをやめてしまいました。
ただ出るだけならまだましかもしれませんが、この後のテラフォーミングを進めるためには、虫を取って素材として色々な素材や機械などを作っていく必要があるようでした。
もっと進んでいくとカエルの卵も素材として必要となるなど、苦手な人も多いであろうそれらが出現することをゲーム説明の段階で何か書いてほしかったです。
まとめ

ここまで、「The Planet Crafter」をプレイしてみた感想とレビューをしてみました。
想像していた以上に星の状態が大きく変わっていき、達成感のあるゲームになっていました。
それだけに、ちょっと人によって好き嫌いが分かれる生物系(虫)の要素が残念です。
2024年には正式版リリースの予定で、マルチプレイ対応なども予定しているようです。
無料のデモ版もSteamからダウンロードできるので、気になった方は遊んでみてはいかがでしょうか?