【Tiny Life】感想・レビュー:住民を生活させるほぼSimsなドット絵シミュレーションゲーム

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「Tiny Life」という、初代のThe Sims(シムピープル)に似たようなドット絵人生(生活)シミュレーションゲームがSteamでリリースされていたので遊んでみました。

最初に感じた印象は、ドット絵でカメラも斜め上からの見下ろし視点でなんとなく初代Simsみたいな感じなのかなと思っていましたが、ちょっとプレイして分かったのは、Sims4の感情などのシステムが入っていて、簡単に表すなら、“ドット絵になったバージョンのThe Sims4”といった感じでしょうか。

そんな「Tiny Life」がどんな感じなのか、プレイしてみた感想を書いてみたいと思います。

※本記事はアーリーアクセス版 2023年5月10日プレイ時点での情報となります。
頻繁に細かなアップデートが行われている為、情報が最新ではない可能性がございます。
予めご了承ください。

目次

Tiny Lifeについて

基本情報

販売元Ellpeck Games(開発元)、Top Hat Studios、Inc.(パブリッシャ)
公式サイトSteamのストアページ
リリース日2023/05/03(アーリーアクセス版)
対応機種Steam(PC)
ジャンル人生シミュレーションゲーム
販売価格1700円(リリース記念セールで記載時は1445円でした)
Steamのストアページより一部抜粋

「Tiny Life」はどんなゲーム?

「Tiny Life」は、「The Sims」シリーズによく似た内容の、ドット絵のグラフィックが特徴の人生シミュレーションゲームです。

大体の流れや遊び方、ゲーム内容といったものは「The Sims」シリーズに近く、そちらを遊んだことがある方であればおそらく本作もそこまで違和感なく遊べるかと思います。

ゲームはプレイヤーの操作する住民(このゲームでは人をSimならぬTiny、もしくはTiniesと呼びます)を、プレイヤーが思うように就職料理運動他の住民との交流スキルの成長などといったように生活をさせてその様子を見て楽しむものとなっています。

一応Life Goal(人生のゴール)という、その住民が成し遂げたいSimsで言う生涯の願望に近いものはありますが、基本的にクリアという概念はなく、プレイヤーが好きなように生活をさせて楽んで自分が満足すれば終わりというゲームとなっています。

一応住民に寿命は存在しているので、寿命を迎え生涯を終えた時点である意味クリアとも言えるかもしれません。(※設定で寿命無限にすることも可能です)

ゲームの流れ

住民のキャラクタークリエイトの様子

最初にプレイするを選択し、どの世帯でプレイするかを選びます。

既にある家を選ぶとその世帯でプレイでき、空き地や住人のいない家を選ぶとキャラクターを作成してゲーム開始です。

1つの区画に住める住民は最大8人までで、TinyPersonality(性格)を2つ持っています。

ゲームが開始したら、空き地を選んだ場合まず自宅の建設を行うことから始まります。

建築はBuild Modeで壁を建設、そこに窓やドアを設置して家具を置いていく形で進めます。

家を購入した場合は、すでに家具などは置いてある状態で始まるので、ちょっとインテリアを変えてみたり、住民に命令をして就職させたり、近所の住民と交流させたりといったことをして生活をスタートします。

そこからどうするかはプレイヤーの自由ですので、スキルを極めたり、多くの友人を作ったり、複数の仕事をマスターしたりお金持ちになったり…と好きなようにプレイしてみてください。

プレイしてみての感想

図書館へ遊びに行ったところ

最初に書いた通り、まず思ったのはそもそも「The Sims」シリーズとの違いが、グラフィックがドット絵から3Dになっただけで、内容は大体一緒だなという点でした。

内容自体は王道の人生シミュレーションゲーム(※ほぼSimsなので)で、やっていて楽しいのですが、どうしても本家Simsをプレイしたことがあると、このゲームならではの要素は一体何だろうと思いました。

そんなことを思って「Tiny Life」をプレイしていて気づいたのは、マップの移動がシームレスになっていたり(Sims3のように)、お金のやりくりがシビアになっていたりと言う点ぐらいでした。

ゲーム自体の動作は軽く、オンボードグラフィックのPCでも遊べるという点は、PCスペックを気にせずに遊べるので良い点だと思います。

以下、特に気になった点をまとめてみました。

お金のやりくりが割と厳しめかつ使い道があまりない

初期のSimsのような感じで、ちょっとお金のやりくりが厳しめな印象を受けました。

仕事で昇進しても時給は低めで、ランクMAXでも1日の給料が請求書1枚分ぐらいです。
※自宅には使用した電力などから計算された請求書が毎週届きます。

個人的にはゆるすぎないゲームバランスになっていてよかった点の一つだと思っているのですが、そもそもお金があっても現状、後述の家具の選択肢が少ない問題があるので、一通り建築が終わり家具が揃って建築関係で満足してしまうとお金は溜まる一方で使い道がほぼありません

使える家具が少ない

Build Modeの様子。選べる家具はまだまだ少ないです。

こういった人生シミュレーションは自宅の建築(改築)や家具の配置も楽しいポイントの一つだと思うのですが、本作は置ける家具の種類がとても少ないです。

一応、家具や壁紙などの色は変えることができるのですが、家具そのものの種類は少なく、コンロや冷蔵庫、シャワー室といったものは今のところ1種類しか選べない為、性能(欲求の回復速度など)やデザインの違いでどれを置くかと言う、選ぶ楽しみがなくて残念でした。

ドット絵なのであまり見た目の差別化ができないからなのかもしれませんが、せめてそれぞれの家具に2,3種類はバリエーションが欲しかったです。

今後のアップデートで期待したいところですね。

Simsに似すぎていて残念

正直なところ、アーリーアクセス版だから仕方ないのかもしれませんが、現状、Simsと比べてやれることは少なく、言い方は悪いですがグラフィックがドット絵になっただけの機能縮小版 The Sims 4にしか感じませんでした。

もうちょっと本作ならではの独自要素があるのかと期待していたのですが、大まかな要素はSimsと同じかできないことが多いのでちょっと残念でした。

公式サイトのロードマップを見る限りではこれからも交流仕事の改善、マップスキル季節の追加といったことをしていく予定とのことですので、もうちょっと様子を見て今後アップデートでもっと要素が増えることを期待したいと思います。

まとめ

通勤中。長距離移動の際は車(タクシー?)がどこからともなく出現します。

とりあえず「Tiny Life」のアーリーアクセス版を、職業レベルMAXになってそこから更に1週間程度遊んでみた感想でした。

正直なところ、今の状態ではグラフィックがドット絵である点以外を見ると、The Simsの方を遊べばいいのでは? と思ってしまうような感じです。

その為、決して面白くない訳ではないのですが、どうしてもよく似た(ほぼ同じ)ゲームであるThe Simsシリーズと比較してしまいます。

今後のアップデートで何かグラフィック以外にこのゲームにしかないような要素が増えてSimsとの差別化がされていったらいいなと思っています。

もっと細かな点(バグなど)で気になることはありましたが、まだアーリー版ということであまり気にしないことにしています。

Steamでは購入する以外にもデモ版が無料でダウンロードができますので、気になった方は試しに遊んでみてどんな感じかを確認してみてもいいと思います。

今後のアップデートでもしかしたらゲーム性が大きく変わる可能性もあるので、もしおもしろそうだと感じたら、ぜひプレイしてみてくださいね

(ちなみにThe Sims 4も本体のみであれば、無料でプレイできます)

関連リンク

公式サイト

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