
Steamを見ていたらセールをしていた、「Cashier Simulator」という、よくわからないゲームがあったので購入して遊んでみました。
ストアページの画像を見る限りでは、ただのレジ打ちするゲームではなく、探索要素のようなものもあって面白そうかなと思ったのですが、実際はひたすらお店でレジ打ちをするだけのゲームでした。
そんな、微妙だった「Cashier Simulator」を一通り遊んでみたので、遊んでみた感想とレビューをしていきたいと思います。
はじめに
基本情報
開発 | JHS Games |
パブリッシャー | DNA ARMY GAMING |
公式サイト | Steamストアページ |
リリース日 | 2023年9月27日 |
対応機種 | PC(Steam) |
ジャンル | レジ打ちシミュレーションゲーム |
販売価格 | 800円 |
「Cashier Simulator」はどんなゲーム?

「Cashier Simulator」は、タイトルの通り、レジ打ちシミュレーションゲーム(※経営シミュレーションではない)です。
内容としては本当にそれだけの内容で、周囲にある商品棚を見ての商品の価格を確認し、お客さんの購入した商品の合計金額を暗算して会計をするゲームとなっています。
合計額は全て手入力(キーボードで合計金額を入力)しなくてはならず、金額を間違えると割と大きなペナルティ(安すぎるとその金額で購入され、高すぎると買おうとしていた商品が無料で持っていかれる)があるので、あまり計算を間違えられません。
最初はお客さんの購入する商品数が1点だけなので難しくはありませんが、商品棚を増やしていくと購入数が段々と増えていき、途中からはメモなどをしない場合、暗算力が試されるゲームとなります。
特にゲームクリアなどは設定されていないようで、飽きるまでレジ打ち・品出しを行い、アップグレードを進めていくゲームのようです。
ゲームの流れ

最初は、自宅からスーパーマーケットへ向かうところからゲームが始まります。
スーパーマーケットに付いたら、入り口を開けて開店となります。
お客さんが来たら、すぐに商品がレジに出現する(商品棚に取りにはいかない)ので、会計を行います。
商品の価格はお店にある棚に書かれているので、それを見て合計金額を暗算し、手入力で会計を行います。
営業時間は決まっておらず、24時間開店していてもお客さんはやってくるので、好きなだけレジ打ちをしましょう。
お金がたまったらPCから商品棚の追加や、TV、椅子やエアコンの購入といったアップグレードも可能です。
(椅子とエアコンは購入しても特に効果や意味はないようです)
棚の商品は売れるたびに減っていくので、仕入れ(商品の補充)を行う必要もあります。
仕入れ値は高めに設定されているうえ、1点だけ仕入れるということができないため、お金の使い方を間違えると進行不可になり、実質ゲームオーバーです。
また、好きなタイミングで自宅で寝て次の日に進むことができますが、一切寝ずにお店のレジに居続けてもペナルティ等はありませんでした。
そのため、一度お店に行ったらわざわざ自宅に戻る意味がなく、延々と飽きるまでレジで会計をし続けることになります。
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

想像していた以上に単調なゲームだった!
やれることがレジ打ちと品出ししかなくて正直微妙なゲームかも…
プレイしてみての感想

何となく最初のゲーム内で出た説明で、「TVを買ってネットや動画を見ることをおすすめします」(意訳)と書かれていた時点で察しましたが、ひたすら単調な作業が続くゲームでした。
スーパーマーケットと思えないようなスカスカなお店で、通行人やお客さんも男性しかいないので、街もちょっと不気味です。
ストアページの画像にあるような街は一応ありますが、変に作り込んである割には探索しても特に何かできる建物などがあるわけでもなく、結局やれることはレジ打ちと商品の補充だけという微妙な内容です。
唯一面白さと言えそうなアップグレードもなかなかお金がたまらないので進まず、せっかく増えた商品も特に稼ぎやすくなるというわけでもなく、これ系のシミュレーションゲームの醍醐味ともいえる部分がないゲームでした。
正直、購入時はセールで半額になっていましたが、アーリーアクセスでももう少し内容のあるゲームが多い中、このゲームの内容があまりに薄く、それでも高いと思ってしまいました。
無料のスマホアプリゲームでも、もうちょっとゲーム性があって面白いゲームはたくさんあると思います。
プレイ中にちょっと気になったこと

一番に感じたのは、ゲームの要素・ボリューム不足な点です。
やることは最初から最後まで同じで、棚を増やせばお客さんの購入する商品のバリエーションや品数が増えますが、結局は商品価格を見て計算して会計をするだけなので正直すぐ飽きます。
また、各商品の利益率もかなり低く設定されており、原価率はバラバラですが、1つ商品を売っても儲けは1~3ドル程度が多くアップグレード(商品棚を増やす)までがかなり遠いです。
(一応、卵や電池といった一部の商品は極端に利益率が高くなっていました)
このあたりは設定ミスなのか意図的か不明ですが、儲からない→アップグレードが進まないために進んだ感じがせず、ゲーム的につまらないうえ、頑張ってアップグレードしたとしてもやれることは増えないため、モチベーション的な意味でも続ける気力の起こりにくいです。
もうちょっとお客さんの来る頻度が高かったり、アップグレードで儲けが増えるなどで、レジにできた行列を捌いていく楽しみといった何かしら工夫があればもう少し面白くなると思いますが、おそらくこれ以上アップデートをする気はなさそうな感じでした。
まとめ

ここまで、「Cashier Simulator」のプレイしてみた感想とレビューをしてみました。
やってみるまでわかりませんでしたが、あまりに内容が薄いゲームで逆に驚きました。
ひたすら単調な作業が続き、展開も全く変化がないため、人によっては開始数分で飽きてしまうようなゲームです。
おすすめできるとは言い難いゲームですが、作業系ゲーム(作業ゲー)が好きな方や、レジ打ちが好きな方、暗算力を高めたい方などは気が向いたら遊んでみてはいかがでしょうか?