
Steamで前々からアプリ版がリリースされてから気になっていた、「喫茶ブレンド物語」がリリースされていたので早速遊んでみました。
コーヒー屋さんの経営シミュレーションゲームは探してみると意外と多いですが、自分がバリスタとして働く系のゲームが多い印象で、純粋に経営を行う系統のものは他に「Espresso Tycoon」あたりと少ないように思います。
今作の魅力は、ゲーム自体も面白いですが、その中でもドット絵ながらもおいしそうに見える食べ物のグラフィックだと(勝手に)思っています。
そんな、「喫茶ブレンド物語」を一通りプレイしてみたのでプレイしてみた感想とレビューをしていきたいと思います。
はじめに
基本情報
販売 | カイロソフト |
公式サイト | ゲーム紹介ページ |
リリース日 | 2023/04/17(アプリ版リリース日) |
対応機種 | iOS/Android、PS4、Nintendo Switch、Steam |
ジャンル | 喫茶店経営シミュレーション |
販売価格 | 800円(アプリ版)、1500円(PS4、Switch)、1380円(Steam) |
「喫茶ブレンド物語」はどんなゲーム?

「喫茶ブレンド物語」は、タイトル通り、喫茶店を経営してメニューを開発し、お店を拡大していく経営シミュレーションゲームです。
他のカイロソフトのゲーム同様、ドット絵のグラフィックが特徴となっており、今作は特にドリンク・食事のグラフィックに力を入れているなという印象を受けました。
また、プレイしていて、少し古めですが「大盛グルメ食堂」の進化・喫茶店版という感じかなという印象もありました。
多店舗経営はできませんが、レシピ・メニューの開発などもあってそちらを遊んだことがある人であれば、なんとなくすんなりプレイできるんじゃないかと思います。
お店の内装のデザインなどでオリジナリティはあまり出せませんが、お店の内装は割と自由度があり、特に座席は周りにスペースが最初からあるためか、他の作品で通れなさそうな感じに席を詰めて配置しても問題なく配置できました。
お金関係では、序盤でも無理をしなければある程度稼げて黒字経営になるので、全体的な難易度はそこまで高くないです。
ドリンクのレシピやセットメニューの開発が今作を一番楽しめるポイントだと思いますので、深く考えずに、これとこれを組み合わせたらどうなるだろう? と気楽に考えてプレイして楽しめるゲームになっていると思います。
ゲームの流れ

最初は、住宅街にある小さな喫茶店としてゲームが開始します。
最初の内はお客さんもあまり来ませんが、店内の内装や席を整えたり、ドリンクメニューを開発したりしてお店の人気を上げ、常連客を増やしていきましょう。
今作は、♬(音符/※読み方不明です)というポイントが大事で、食材や店員のレベルアップ、レシピの研究など、様々なことに使うことのできるポイントになっています。
この♬の使い方がゲームをうまく進めるコツとなっていますが、ここを含め全体的な難易度は低めなので、そこまでシビアに考えなくてもすぐにたまっていくポイントなのでハイスコア狙いでなければ深く考えなくてもOKです。
ある程度人気が出てくると、お客さんからの相談があり、要望に合ったドリンクを提供することで新たな客層や食材、トッピングなどがもらえます。
新たに増えた客層のお客さんも満足させ、その地域での人気が高まったら、次の街へ移転し、その地域でお店の人気を高めていきましょう。
これを繰り返して、徐々にメニューを進化させ、品評会で金賞を受賞し制覇を目指します。
また、今作もランクアップ式となっていて、条件を達成して、お店ランク☆5を目指しましょう。
おいしいメニューを開発し、お店を大きく人気のあるものにしていき、全ての地域で人気の喫茶店を目指して頑張りましょう!
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

ゲームでは珍しい日本の喫茶店の雰囲気を味わえておもしろい!
メニューは定番からちょっと変わり種まであってどれもおいしそう。
難易度自体はスコアを気にしなければ低めになっていて気楽に遊べるようになっているよ!
プレイしてみての感想

喫茶店の経営というテーマのゲームは割と多いですが、日本の昔ながらの喫茶店というテーマに限って言えばちょっとレアなテーマのゲームではないかなと思いました。
お店のドリンクメニューもコーヒーだけでなく、紅茶や抹茶、サイダーやミルクセーキなど豊富なジャンルが揃っており、食事系も定番のナポリタンや卵サンド、オムライスなど、どれもドット絵のグラフィックが凝っていて思わず遊んでいて食べたくなってしまいました。
他にもメニュー開発でトッピングを追加すると更に違うメニューになったり、見た目が豪華になったりと、全体的に小さいアイコンしか出ないことが多かった他の作品と比べ、今作では特に食べ物・飲み物に力を入れているなと感じます。
前述したとおり、個人的には元々好きでやり込んでいた作品ということもあり「大盛グルメ食堂」の進化版だなという印象を受けました。
(特にレシピ開発やお客さんが食べきれなさそうな量のメニューを注文し1回で数万円使うところなんかはそっくりかもしれません)
ただ、いい意味で進化していると感じ、プレイしていて微妙だったところも特になく、王道の経営シミュレーションらしく段々とゲームが進んでいくにつれてお店とメニューが成長していく様子を楽んで遊ぶことができました。
やることが多すぎて忙しいといったこともほぼないので、のんびり自分のペースでゲームを進められ、PCやゲーム機、アプリでもどれでもちょっとした時間で遊べるゲームになっているかなと思います。
プレイ中にちょっと気になったこと

唯一、「料理・食材ボーナス」についての説明がはっきりとされていない点が気になりましたが、他は特にプレイしていてここはちょっと微妙…というようなことはありませんでした。
お客さんの相談内容はあいまいでちょっとわかりにくいものが多いですが、そこは推理して何を出すか考える楽しみがあると思うのでこのままでいいかと思います。
大体はプレイしていればなんとなくわかってくる要素ばかりで、あまり必死になって遊ぶプレイスタイルのゲームでもないと思うのでリラックスして遊びましょう。
まとめ

ここまで、「喫茶ブレンド物語」のプレイした感想や内容などについて書いてみました。
喫茶店がテーマということもあり、のんびりした雰囲気で、気張らずに遊べるような内容になっています。
さすがに終盤になるとお客さんが増えて店内は忙しくなりますが、プレイヤーの操作量としては中盤頃とそこまで変わらないので、店内を眺めつつ次のメニュー開発といった感じで自分のペースで遊べるかと思います。
経営シミュレーションゲームの難易度としては簡単な方で、投資用のお金がたまるまでちょっと時間がかかることはありますが、進行が困難になる、赤字で苦労するといったようなことはありませんでした。
お客さんたちが自分で作ったオリジナルセットなどを大量に購入してくれる様子はちょっと笑えて楽しいです。
ゲーム中、見ていて食べたくなるようなメニューがたくさん揃っていますので、遊んだら本当の喫茶店に行ってみて、実際のメニューを味わってみてもいいかもしれませんね。