【WordPress6.6】LuxeritasからSWELLへ乗り換えでやったことまとめ

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2024年7月頃にあった、WordPressのバージョンアップ(6.6)に伴い、これまで1年少し使っていた無料のテーマ「Luxeritas」(ルクセリタス)がついにうまく動作しなくなってしまいました。

ある程度は我慢して使っていましたが、後述の原因で編集作業中にフリーズが発生することが多く、編集が困難になってしまいました。

そこで、当サイトもテーマ移行を考えており、色々探した結果、ついに人気の有料テーマ「SWELL」(スウェル)に乗り換える決心をしました。

ついでに、「Luxeritas」→「SWELL」の乗り換えにあたり、移行作業として行ったことを個人的にまとめてみました。

移行を考えている方の参考になれば幸いです。

目次

移行に至った経緯

2024年7月に、WordPressのバージョンが6.6になってから、見る側としては特に不具合は起こっていませんでしたが、編集の方ではフリーズや再利用ブロックの表示崩れが多発しており、記事作りが困難になってしまいました。

フリーズ(厳密にはブラウザの方で応答なしになる)の原因がわからないまま使っていましたが、結果的に使っているテーマ「Luxeritas」の独自ブロックをコピー・再利用ブロックで呼び出しを行った際に起こりやすいことがわかりました。
(そもそも再利用ブロックが公式で「パターン」に切り替わったあたりで問題が起こっていたようです)

また、「Luxeritas」自体の更新も、2023/11/11を境に行われなくなってしまい、ちょうどいい機会と思い乗り換えを決心しました。

乗り換え先のテーマは色々考えましたが、「SWELL」はブロックエディタでの編集が簡単という点が特徴で、「Luxeritas」も同様にブロックエディタで使っていたこともあり、操作感はそこまで変わらずに使えるかなと思い選びました。

ちなみに、SWELLにはテーマ移行支援用の、「乗り換えサポート用プラグイン」というものが用意されていますが、残念ながらLuxeritas→SWELL用のものは用意されていませんでした。

※以下のテーマからの乗り換え用プラグインであれば用意されています。

  • Cocoon
  • JIN
  • SANGO
  • STORK
  • THE THOR
  • AFFINGER5

SWELL(スウェル)について

SWELL(SWELL)は、「シンプルなのに、高機能」というキャッチフレーズで、ブロックエディタで直観的にきれいなデザインの記事を書ける、高機能なWordPress用のテーマです。

現在当サイトで使用しているテーマで、購入時点(2024年8月25日)の価格は17,600円(税込)でした。

ちょっと高いなとは思いましたが、買い切り型で今後のアップデートも保証されていることを考えると、結果的に買ってよかったと思っています。

事前にやっておいた方がいいこと

FTPを使わなくても子テーマの編集から見れます。
  • それまで使っていたサイトの全てのデータのバックアップ&バックアップデータのダウンロード
    (※バックアップにはプラグイン「BackWPup」を使いました)
  • Luxeritasのテーマで使っていたstyle.cssやfunctions.phpなどのコピー
    (自分で編集していた場合)
  • 使っていた場合はショートコードのコピー
    (SWELLにショートコード登録機能はありませんので後述するプラグインを使うことになります)
  • その他Luxeritas独自機能で使っていたもののメモ・データコピー
  • ウィジェットとその内容のコピー(Luxeritas独自のウィジェットは消えてしまいます)

バックアップなどが終わったら、「SWELL」のメインテーマ+子テーマを移行したい方のサイトにインストールしましょう。

また、SWELL使用時は実質必須と言える「SEO SIMPLE PACK」(プラグイン)もまだ有効化しなくていいのでインストールしておきましょう。

もしWordPress自体を丸々コピーできるようであれば、テスト環境としてコピーしたサイトでデザインのテストや記事の修正を行い、満足できるくらいに完成したらメインに適用するようにすると、万が一設定等をミスしても元々のページはそのまま運営を続けられるのでおすすめです。

テーマ切り替え後にやったこと

公式サイトのデモサイトです。

移行の準備ができたら、SWELLの子テーマの方を有効化してみましょう。
(※間違ってもメインの方を有効化しないこと)

有効化後、おそらく大きくデザインが変わっていることがわかると思います。

テーマを有効化したら、すぐでなくていいので、早めにSWELLのライセンスのアクティベートもしておきましょう。

アクティベートは、登録時のメールアドレスを入力してそのアドレスに届いたメールに書かれたURLをクリック→SWELL会員サイトにログインして認証完了です。
(これをやらないとアップデートができないとのことです)

この時、テーマ切り替えで消えてしまっていたのは、以下の設定です。

  • ウィジェットの設定(Luxeritasのウィジェット以外は「使用停止中のウィジェット」に残っています)
  • ファビコン設定
  • フッターのコピーライトの設定
  • Luxeritas独自機能の使用箇所(※後述)

更に、最低限変えておいた方がいい設定の変更や、サイトデザインなどを自分が満足できるまで修正していきます。

  • とりあえず大枠のデザイン設定(公式のデモサイトのデザインを使うのがおすすめです)
  • ウィジェットの設定
  • 「SEO SIMPLE PACK」の有効化・設定
  • Google AdSenseの設定
  • Google Analyticsの設定
  • Luxeritas独自ブロック使用箇所の修正
  • デザインの詳細の設定

なお、これまでLuxeritasの時に「再利用ブロック」と呼んでいたものの内容は引き継がれていますが、名前が変わり左のメニュー下の方にある「パターン」に変更になっています。
(使い方はほぼ同じ)

機能性以外のSWELLのメリットの一つですが、人気テーマゆえに、困ったことがあれば検索すると、大抵のことは説明している記事が公式・非公式問わず色々と見つかります。

Google AdSenseの設定についてはSWELLの公式サイトを参考にしてみてください。

Luxeritas独自ブロックの修正について

すでに書いた記事は約400もあり、全ての編集をするのは大変だと思いましたが、どの記事もあまり凝ったデザインにしていなかったおかげか、思っていた以上に表示崩れは起こりませんでした。

しかし、それでも表示が崩れてしまうものや、項目そのものが消えてしまうものはあり、それらの記事で使っていたのは以下のブロック(全てLuxeritas独自ブロック)を使用していた場所でした。
(他にも独自ブロックを使っていた方であれば何らかの不具合が起こっているかと思います)

  • スクロールブロック(大きな崩れなし)
  • トピックブロック(大きな崩れなし)
  • 枠線ブロック(大きな崩れなし)
  • 吹き出しブロック(表示崩れあり)
  • ブログカード(文字のリンクのみになる)
カードが消えて文字だけのリンクになっていました。

この中で、意外とそのままでも見れるものが多かったですが、下の2つ「吹き出しブロック」・「ブログカード」はデザインの崩れが見づらいレベルになってしまいます。

特にブログカード単体で使っていた場所は編集画面では確認できますが、実際の見た目では消えてしまっているところも多くありました。
(リンク用の文字を入れていなかったところだけかもしれません)

なお、Luxeritas独自ブロックを使っていたブロックは、編集画面では上の画像のように「・・・ブロックはサイトでサポートされていません。」と表示され、修正する必要があるということがわかりやすいです。

Luxeritas独自ブロックがあるかチェックする方法

Search Regexの検索後の結果画面

「Search Regex」と言うプラグインを使い、「luxe」で検索をすると、どの記事でLuxeritas独自ブロックを使っているのかがわかります。

最終的に、これで検索しても出てこない状態になるまで修正しなくてはいけません。

なお、より細かく言うと、ブロックだけでなくLuxeritas独自の文字装飾も消えているようです。

  • luxe-blocks:Luxeritas独自ブロック
  • luxe-hilight-yellow(など色名):文字の装飾

前述の大きな、見ている人に影響のあるような表示崩れが起こっているブロックを中心に、修正作業を進めていきましょう。

なお、このプラグインは本来はデータベースを一括で書き換えられるものですが、失敗した時が怖いので私はチェック用としてのみ使っています。

正規表現などを駆使できる方は、うまく使えば一括で簡単に修正できるかもしれません。

画像表示関係

SWELLのデフォルト設定では、アイキャッチ画像を設定するとその画像が自動的に記事の一番上に挿入される設定になっています。

そのため、これまで手動で一番上に画像として設定していた記事の一番上に、同じ画像が2つ表示される状態になってしまいました。

これの解決方法は全ての記事を編集して画像を消すか、SWELLの設定で「本文の始めにアイキャッチ画像を表示」のチェックを外すかのどちらかになります。

また、SWELLのデフォルト設定では、全ての画像がクリックすると拡大する機能がONになっています。

これもちょっと邪魔に感じたので、設定から消しました。
(画像は後から個別に拡大表示可能に設定をすることが可能です)

設定変更の方法は、管理画面のSWELL設定→機能停止タブ→「投稿画像を拡大表示する機能」のチェックを外せばOKです。

ショートコード

ショートコードはLuxeritasでは登録できる機能がありましたが、SWELLにはないようです。

もし自作のショートコードを使っていた方は、内容をfunctions.phpに追加するか、「Code Snippets」といったショートコードを登録できるプラグインを使う必要があるようです。

私の場合は、おすすめ度などで使っていた星の表示を設定していましたが、SWELLのテーマに星の表示用のショートコードが用意されていたので、それに置き換えました。

不要になったプラグイン

SWELLのテーマ自体の機能として含まれていて、以下のプラグインは不要になりました。

  • WordPress Popular Posts
  • Table of Contents Plus
  • Flying Scripts
  • Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail)※人による

人気記事の表示・PVの簡易表示ができていたプラグイン「WordPress Popular Posts」はSWELLの機能にPV計測機能と人気記事を表示させられるウィジェットなどが含まれている為、不要になりました。

ただし、記事別に1日・1週間のPVの集計機能はないようなので、人によっては継続して使う必要があります。

目次の表示はSWELL側に用意されている為、プラグイン「Table of Contents Plus」も不要になります。

「Flying Scripts」は、PageSpeed Insightsのスコアを上げるのに有効な、JavaScriptを遅延読み込みさせられるプラグインですが、SWELL自体にこの機能が内蔵されている為不要です。

「Auto Featured Image (Auto Post Thumbnail)」は、自動的に記事の最初の画像をアイキャッチ画像に設定してくれて、投稿一覧でもアイキャッチ画像一覧を表示してくれる便利なプラグインです。

ただし、SWELLでは最初から投稿一覧にアイキャッチ画像が設定されているか表示されるうえ、デフォルト設定ではアイキャッチ画像を一番上に自動で挿入してくれる機能がついています。

逆に言えば、記事中の画像をアイキャッチ画像にしてしまうと、同じ画像が2つ表示される可能性もあります。

そのため、私は不要と判断しましたが、いちいち設定するのが面倒という方は使うメリットはあるかなと思います。

まとめ

トップページも簡単に作れます。

今回は、LuxeritasからSWELLの移行にあたって必要な作業などについてまとめてみました。

テーマ移行や大きな修正時はバックアップを必ず取って、何かあった時に戻せるようにしておくことは必須ですので忘れないようにしましょう。

公式で移行プラグインがないことで少し躊躇していましたが、当初思っていたよりもLuxeritasからSWELLへの移行でデザインの崩れは起こらず、大事なところ(大きくデザインが崩れるところ)だけをまずは重点的に修正して、後の細かいところはゆっくり修正していこうと思っています。

2024年8月27日現在、まだ完全に記事の修正は終わっていませんが、その間でも少し操作して使いやすいテーマであることは実感できました。

なにより、単純にWordPressの最新バージョンに対応していて編集作業中にエラーなどが起こらないだけでも満足なうえ、少し使ってみただけでも簡単で高機能である点にとても満足できています。

記事数が多いほど、凝った記事を作っている方ほど修正作業が大変になるので、移行を考えている方は早めに決断することをおすすめします。

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