
以前から名前は見かけていた船の解体シミュレーションゲームである「Ship Graveyard Simulator 2」で遊んでみました。
ストアページなどからの印象ではなんとなくただ船を解体していくゲームなのかなと思い、実際プレイしてみてもある意味そのままのひたすら解体していくゲームでした。
ただ、そんな一見単調な作業ながらも思わずプレイし続けてしまう面白さがある作品でした。
そんな、「Ship Graveyard Simulator 2」を一通りプレイしてみたので、ゲームの紹介や感想とレビューをしてみたいと思います。
はじめに
基本情報
開発元 | Games Incubator/Hypnotic Ants |
パブリッシャ | Games Incubator/PlayWay S.A. |
公式サイト | Steamストアページ |
リリース日 | 2023年8月16日 |
対応機種 | PC(Steam) |
ジャンル | 船解体シミュレーションゲーム |
販売価格 | 2,300円 |
「Ship Graveyard Simulator 2」はどんなゲーム?

「Ship Graveyard Simulator 2」(シップ グレイブヤード シミュレーター 2)は、様々な種類の廃棄された船を、ハンマーなどの道具を使って解体し、依頼された資材の納品や部品などを売ってお金を稼いでいくゲームです。
ゲーム内容的には船のサイズこそゲームの進み具合で変わりますが、やることはシンプルに船を買ってその船を解体することです。
その解体した船の部品などを売って、お金を稼いで解体用の道具をアップグレードし、さらに大きな船の解体を行っていく、という感じでゲームが進んでいきます。
ストーリーなどの要素はほぼなく(依頼主のメッセージのみ)、インドっぽい雰囲気(?)の海岸でひたすら船の解体を行っていくことになります。
使う道具は最初から一通り揃っていますが、稼いだお金で設計図を買い、鉄などの解体で得た部品を消費してアップグレードしていくことで、解体する効率を上げることができます。
ゲームクリアと言えるようなものはなく、一応クリアと言えそうな目標としてはゲーム中で解体できる船のすべての解体と依頼の達成でしょうか?
ゲームの流れ

まずは船の残骸を購入し、トラックで購入した船のところへ向かいます。
トラックを船の近くに止めたら、降りて船の解体に取り掛かります。
各船には3人からの依頼が入っており、それぞれの依頼主が要求している金属や家具などを船の解体で手に入れ、それらを渡すことで契約達成となり、船の資材を売るよりも多くのお金がもらえます。
基本的にはこれらの依頼をクリアしたうえで、余った部品を売ってお金を稼いだり、道具のアップグレード用の材料にしたりすることになります。
船の解体が終わったら(完全に解体しなくてもOK)、残骸をスクラップにして次の船を買い、同じように解体に取り掛かります。
この流れは、最初の小さい船から終盤に購入できる大型の船であっても基本はほとんど同じで、解体を行う規模が変わるだけです。
そのため、終盤の船になると1つの船を完全に解体するのに数時間単位の時間が必要となります。
道具はアップグレードすることにより攻撃力(解体効率)や速度などが上がり、船の解体にかかる時間効率を上げることができるので、適宜行っていくことも大事となっています。
簡単評価
総合評価 | |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
おもしろさ | |
難易度 |

ただひたすら船を解体して行くゲーム!
ストーリーもないしゲーム内容も最初から最後まで同じような感じだけどなぜかプレイし続けちゃう単調さの中に不思議なハマれる面白さがあるよ!
プレイしてみての感想

船を一人で解体していくゲームと言うことで、作業系のゲームが好きな私は楽しめました。
前作はプレイしていませんが、ストーリーなどはないので、特に未プレイだからといって気になるところはありませんでした。
最初は壁や床を叩いて一つ一つ壊していかなければいけないということに気づき、思っていた以上に面倒なゲームなのかも?と思ってしまいましたが、気づいたら時間が過ぎているくらいにはまっていました。
プレイしているうちに、段々とどういう順番で解体を進めれば効率がいいのかがわかってきて効率よく作業が進められるようになってきます。
特に、下の階層の壁を全て壊すと一気にその上の部分も崩落するので、この崩落していく様子はこのゲーム唯一の爽快感が味わえる場面でうまく壊せると楽しいです。
主人公は無敵かつかなりの力持ち(初期状態でも数10kgの荷物が運べる)で24時間働き続けると言う超人ですが、電気のあるところは感電して解体できないという微妙に弱い?点はツッコミどころではありますが、この漏電している箇所やガスなどのギミックはちょっとしたパズル要素で単調さが少し減っていていいかなと思います。
使える道具でも特殊な爆弾は思ったよりも効果が弱く、使い道があまりわかりませんでしたが、このパズル要素が面倒な人用と考えれば、(ゲーム中の)お金を使って簡単に進めるかお金を使わず抜け道を探すかと言う選択ができるのかなと思います。
全体的に、ちょっと単調で解体する船のサイズくらいしか大きく変わることがないゲームですが、このゲーム性が合う人には合ってハマれるゲームになっていると思います。
プレイ中にちょっと気になったこと

遊んでいて大きなバグはなく、楽しくプレイできました。
Steamのレビューではクラッシュが多いとあり、少なくとも私のプレイ時には一度だけ起こりましたが、そんなに頻度は高くないかなと思いました。
たまに所持品などがおかしくなることがありましたが、一旦セーブしてタイトルに戻る→ゲームをロードして再開することで問題なく復帰できました。
内容としては、船をプレイヤー一人の手で解体していくという関係上仕方がないことですが、最初から終盤までやることはほぼ同じで、少し単調に感じてしまいます。
使う道具もアップグレードで変わるのはダメージとスピードくらいで、大きな船であっても小さな船と同じパネル一つ一つをちまちま解体していかないといけないのは人によっては飽きてしまうかなと思いました。
この辺りを求めている人は、上層部を一気に解体する以外で爽快感を楽しむゲームではなさそうなので、諦めるしかないかと思います。
まとめ

ここまで、「Ship Graveyard Simulator 2」について、紹介と感想・レビューをしてみました。
この手のゲーム全般に言えることですが、かなり作業的なゲーム内容なので合う人には合うような、人を選ぶゲームになっているかと思います。
デモ版はありませんが、プレイ動画などを見てみればどんな感じの内容かすぐに掴めるかと思います。
やっていることは最後までほとんど同じでありながら私はハマってしまうゲームで、ちまちま作業し続けて大きな船を解体できた時の達成感がすごいゲームなので、気になった方はぜひ遊んでみてはいかがでしょうか?